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序
古来より、人類はこの地上において、決して相容れぬ「二つの真理」を抱いてきた。
一方は、従順なる忠義と、ちぎれんばかりに振られる尾を正義とする者。 一方は、孤高なる自由と、気まぐれに刻まれる爪痕を真理とする者である。
ある者は問う。「どちらがより愛くるしいのか」と。
またある者は嘆く。「なぜ、両方を同時に抱きしめてはならぬのか」と。
歴史は繰り返され、毛は飛び、爪は研がれ、血を洗う論争の果てに、数多の「いいね」が虚空へと消えていった。
これは、愛ゆえに己を捨て、本能ゆえに理性を失った、四人の迷い子と二羽の傍観者による、あまりにも不毛で、あまりにも尊い、現代の『戦記』である――。
さあ、開戦の狼煙を上げろッ!
全哺乳類が注目する世紀の一戦、ついに開幕ッッ!!!




