「終わり」
シンフォニア掲示板
佐倉幸さくらこうの事
・転生の女神による転生ボーナスで、音楽の能力値が現世の100倍にアップ
・ギターの魔力の1つ 【音楽は言語を越える】
幸のギターに魅力されたものは、例え魔物であっても、意思疎通が可能になる
・ギターの魔力の1つ 【心酔】
幸のギターに魅了されたものに、命令を下せる魔法の力だ。
この世界の事
この世界は6つの国からなる。
【レナシー共和国】、【ミグニクト】、【ファードナル】、 【ソドム】、【ライトメイト】、【シグルド連邦】
・世界で1番大きかった国【ドルトナティア】が、一年前に突然消えた?
・楽奴と言う、音楽をさせられる専門の奴隷がいる。
この世界の人々は音楽が大嫌いで、その結果なのか、音楽が聞こえなくなった。
そして、音楽は、まるで黒光りするGのように、存在するだけで気持ちの悪いものとなっている。
そのような音楽の待遇の中、楽奴は何故か、音楽をすることを強いられている。
もちろん。自由や平等といった人権はない。
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別れを告げた3人は、もう振り返らなかった。
ピーネは袋を腰に巻き、幸とキヨラを掴んで、空へ飛び立つ。
羽を器用に使って、木々の隙間をすり抜けて行く。
あっという間に迷わずの森を抜けて、まだ日の高い太陽が昇る空に出た。
森の鬱蒼を抜けて一気に現れた空は、幸の目尻を赤くする。
それは青く高くそして、自由でなにより広かった。
星城高校の屋上で、椅子になりながら見上げた空は、狭く暗くどんよりしていた。
それは地獄の中みたいだと……、幸は思っていた。
異世界での空は、幸の心を軽くして何でもできると思わせてくれる。
これからのこの楽奴解放への冒険が大団円で終われると暗示するかのように……。
幸は思う。
_____異世界でもギターしかなかった_____
でもそれでもいいのだ。
ピーネ、キヨラという大切な仲間。
みんなで笑って演奏して、異世界を旅する。
そんな素晴らしい事が他にあるだろうか。
音楽以外の才能0の佐倉幸。
彼が奏でる“異世界革命の唄”。
今始まったばかりである。
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……。
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去年の終わり頃から始めてフォワーやブックマーク全然ないので、嘆いております。
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