デス・ラブ・ユウ
この小説を書いていたら、吐き気がしてきて、完成した夜に、色々な人間に拷問される夢を見ました
人間は人類は恋をする
過去、未来永劫、恋をする
告白した人間は幸せになるとされている
告白したら生を実感できる
もし、告白した人間が死ぬ。そんな概念ができたらどうだろうか?
今回は一人の十六歳女子高校生が、告白した相手を殺せる能力をもった話である
2023年7月5日 夜18時
(サーヌ)私は普通科学校に通う女子高校生サーヌ
(サーヌ)幼馴染の男子高校生シュラと映画館に遊びに来ていた
(サーヌ)私は、今日シュラに告白される、そんな気がした、シュラは映画が放映中に好きだ、愛している、言ってくれた
が、その瞬間サーヌは体を触られて、唇を奪われていた、サーヌはうんざりだった、どいつもこいつも
(サーヌ)「デス・ラブ・ユウ」
(サーヌ)その瞬間シュラは倒れた
(サーヌ)私に告白した人間は死ぬのです「デス・ラブ・ユウ」と発言すれば
(サーヌ)過去にも告白されて死んだのは私に告白したら死ぬ「デス・ラブ・ユウ」ルールがあるからです
(サーヌ)私にはこの死のルールがある どう生きればいいのでしょうか?
(サーヌ)私を愛そうと告白した人間は死にます。 死者は生き返りません。 絶対に死者は生き返りません
(サーヌ)私が殺しました 私はシュラが死ぬように、今日殺すために映画館に来たのです
(サーヌ)時は来ました
(サーヌ)私を苦しめた全てに友達に、家族に、観察者に、傍観者に、支配者に
(サーヌ)私を苦しめた友達は ベトヴェ アズ オプラ 三名 絶対に告白させて殺す
(サーヌ)さあこの復讐を始めよう 「デス・ラブ・ユウ」
2023年7月6日9時シュラが死んで学校中が騒ぎになっていた
ベトヴェ、アズ、オプラを殺すためサーヌは考えていた
(サーヌ)私に告白した人間は死ぬ、ベトヴェ、アズ、オプラを殺すにはどうすれば良いか?
(ベトヴェ)サーヌちゃん…昨日は大変だったでな…まさか目の前でシュラが死んでしまうなんて…おれが傍にいるでな…
(サーヌ)(こいつ…私を中学生の時いじめた男、私のことは散々性的に見た挙句、自宅まで押しかけ、エロいことしようとしたクズ…まずはこいつから殺すか…しかし、私に関係がある人間がどんどん死んでいけば…しかし、殺せるときに殺した方が…ここは…試してみるか…)
(ベトヴェ)災難やったな、今日カラオケでも行くで、アズ、オプラも来るとの!
(サーヌ)(アズ…オプラ…この2名は女…告白されるには難しいが…まずはこいつから消す方が…早いか…ベトヴェを消せば、殺せば、アズ、オプラも私に不信感を抱く、しかし私の殺し方はわからない…そして私に接近したところで…信用させる…こいつの死を利用すれば…試すか…)
(サーヌ)私…ベトヴェ君と…二人きりで行きたい、大事な話がしたい…二人がいい
(ベトヴェ)え!…それって…行く!行く!二人で!
(サーヌ)じゃあ行きましょう…二人きりで… …
2023年7月6日18時 カラオケルーム
(ベトヴェ)サーヌちゃん…サーヌちゃん…もう我慢できない、好きだ!
(サーヌ)予想通りといか予想外のバカというか…さようなら、ベトヴェ、お前は今ここで終わる!
(ベトヴェ)へ?どういう意味?
(サーヌ)「デス・ラブ・ユウ」
(ベトヴェ)!…ぐぎゃ、ぐぎゃ、なんだよ…これ… …
ベトヴェは死んだ、サーヌが殺した
(サーヌ)簡単なものだ男とは、少し誘惑しただけで翻弄されて神話の時代から変わらない、次はお前だ…アズ…
(アズ)なにか嫌な予感がする…シュラが死んだ…それだけでは終わらないような何かが…誰かに消されてるような…
2023年7月7日9時
(アズ)ベトヴェ死んだの聞いた?サーヌ?あなたと一緒に居て倒れたって聞いたけど、どういうこと、私にも教えて
(サーヌ)昨日…ベトヴェ君とカラオケ一緒に行っていきなり倒れてなにがなんだか…
(アズ)(嘘くさい…嘘…この女…何か隠してる…私の女の勘がこいつが殺したと言っている…)
(サーヌ)(アズ…疑っているな…まあ無理もないか…こいつは私と同じ女…こいつを殺すには手間がかかりそうだ…男に告白はいくらでもされられるが、女には…しかし…不可能ではない…女は友達や占いや幻想的言葉に弱い…こいつの心の弱点、弱みに付け込み、こいつに告白されること…そうすれば……今は友人を心配するサーヌとして演じるんだ…)
(サーヌ)ごめんね、私何もできなかった、泣くことしかできない、ごめんね…
(アズ)ちょっと!泣かないでよ!、ごめんね私が悪かった!だから泣かないで!私たち友達でしょ!
(サーヌ)うん、友達だもんね、ごめん、アズ、ごめん
(アズ)(勘違い…この子が殺せるわけなんて…演技には見えないし…この子が被害者なのでは?)
(サーヌ)(どんな人間も女の涙には弱い、女とて例外ではない…落とせるな…アズ、お前も同じところに送ってやろう…)
(サーヌ)涙がとまらないよ…私これからどう生きていけば、私、もう1人じゃ生きていけない!アズ、助けて…
(アズ)当たり前じゃない友達よ!
(サーヌ)うん友達!
(サーヌ)(殺す…)
一年後
2024年7月7日18時
サーヌの心の中
(サーヌ)「デス・ラブ・ユウ」この言葉でどれだけ人が消えただろうか?足りない、まだ足りない、私は被害者なんだ
(サーヌの復讐リスト 男性)
・シュラ(2023年7月5日死亡、映画館にて告白、 デス・ラブ・ユウ を告げられた)
・ベトヴェ(2023年7月6日死亡、カラオケルームにて理性が抑えられず、告白、 デス・ラブ・ユウ を告げられた)
・父 マータス(2023年8月6日死亡、娘サーヌを溺愛過保護で告白、 デス・ラブ・ユウ を告げられた)
・兄 トークス(2023年8月7日死亡 サーヌを性的に見ていたため告白してしまい、デス・ラブ・ユウ を告げられた)
・弟 パドフ(2023年9月7日死亡、 父、兄、が死んだため人生に絶望して自殺)
(サーヌの復讐リスト 女性)
・アズ(2023年11月11日死亡 サーヌを友達として信じ込み、愛してしまい告白する、デス・ラブ・ユウ を告げられた)
・オプラ(2024年12月24日殺害予定)
・リスタ(2024年12月30日殺害予定)
・ナナミ(2024年12月31日殺害予定)
・母 セイシャル(2023年9月9日殺害済み サーヌが家族を不幸にしていると不信感を抱きサーヌを殺そうとしたところ、サーヌに勘ずかれ、サーヌーの知略により表向きは事故死 実際はサーヌ海に沈められた)
・祖母 イリア(2023年11月11日殺害済み 孫娘を溺愛するあまり、孫娘の行動を制限した結果、デス・ラブ・ユウ を告げられた)
2023年7月7日19時
オプラ(2023年12月24日殺害予定)の計画のためオプラをクリスマスにデートに誘うか検討中
2023年7月10日 夏休み前の最後の授業が終わり帰ろうとした時、サーヌは、教室のドア付近でオプラに呼び止められた、どうやら話があるらしい
(オプラ)サーヌちゃん……今いいかな?
(サーヌ) いいけど何?
(オプラ) あ、あの……
(サーヌ)私に用事なら、廊下出て聞くよ
(オプラ)えっと……ここでは言いづらいから……
(サーヌ)じゃあ、屋上行こっか?
(オプラ)うん、ありがとう
(オプラ)私……ずっと前から……好きだったの………………あ、その……
(サーヌ)オプラちゃんって好きな人とかいる?
(オプラ)私?私はサーヌちゃんが好きだよ
(サーヌ)小学生の時のこと覚えてる?オプラちゃん?
(オプラ)え?
(サーヌ)私あなたにいじめられたの、男子に無理やり告白させたり、裸の写真バラまかれたり………
(オプラ)ごめんなさい……サーヌちゃん……でもそれでも私はあなたが好きなの、あなた抜きでは生きられないの!!!
(サーヌ)これは愛なのかな?ああ神様、私、サーヌになぜこのような力を与えたのでしょうか?
(オプラ)サーヌちゃん?どうしたの…?
(サーヌ)あなたは2023年12月24日殺害予定なの、今終わるあなたが終わるんだよ、言い残すことは、あるかな?
(オプラ)サーヌちゃん?まさか……この一年サーヌちゃんの周りの人が亡くなったっていうのはまさかあなたが……!
(オプラ)嫌、嫌、嫌、死にたくない……殺さないで!!
(オプラ)助けてお母さん、お父さん!!!
(サーヌ)オプラちゃん…頼れる両親がいて羨ましいよ、嫉妬もする、憤怒もするだから…泣かないで…「デス・ラブ・ユウ」
(オプラ)待って!!!私はまだサーヌちゃんと……いき……た… …
(サーヌ)予定が狂いましたが終わりましたね、オプラちゃん、私を愛してくれてありがとう……
(サーヌ)私は人を愛せないし愛さない「デス・ラブ・ユウ」
・オプラ(2023年7月10日殺害)
2023年7月14日放課後
(サーヌ)オプラはもう死んだのだから早く帰る準備をしなければ、さて今日は何を潰そうか、今日は何を消そうか?そんなことを考えながら帰り支度をしている最中 、突然ナナミに呼び出された
(サーヌ)(ナナミ…こいつはオプラの親友だったらしい…だから私がいじめられてるのを知っていながらの傍観者、何もしなかった死んで当然の人間…)
(ナナミ)ねえサーヌ!サーヌ!ちょっと聞いて!あんたどういうことオプラに何かしただろ?!
(サーヌ)オプラに?なんのことかしら……
(ナナミ)とぼけんな!! 7月10日のことだ!おまえが!オプラを!
(サーヌ)私は……別に何もしていない……
(ナナミ)お前がやったんだな?! お前が!お前が! うぅっ!! はぁはぁはぁはぁ……
(ナナミ)サーヌの周り人死にすぎ、一部では死神とか言われてるよ……
(サーヌ)死神…ね…私が…私は人間だ!被害者だ、世界に見捨てられた被害者…
(ナナミ)サーヌあなたがやはり…どういうことかわからないけど、あなたが殺している、でも今私が死んでないのはあなたの気まぐれで殺さないのか殺すのに条件があるのね…あなた…狂ってる…あなたの周りの人どれだけ死んだと思ってるの?わかってるだけで七人よ…あなたに殺された人たちの気持ち考えたことないの?……
(サーヌ)黙れ……
サーヌがそうつぶやくとナナミを拳で吹き飛ばした。
(ナナミ)ぐあっ!……痛い……なにする……よ……もう許さない……
(サーヌ)お前も私の敵か……私の居場所を奪ったか……死ね……
(ナナミ)それがあなたサーヌの本性?本質かしら?あなたは人が死んでもなんとも思わないのね?人間じゃない…
(サーヌ)うるさい、お前達は私の大切なものを全て奪っていく、それが私にとってどれほど辛く苦しく憎むべき事なのか……わかるはずもない!……
(ナナミ)こちらとてそれは同じこと…あなたに奪われたのはたくさんある!あなたを必ず殺してあげる…この刃で刺し殺してやるわ
(サーヌ)そんな刃物しかもカッターナイフ程度でこの死神をサーヌを殺せるとでも?大体ここは学校、私をここで殺せばあなたは一生人殺しよ?刺す覚悟はあるの?
(ナナミ)あなたはここで死ぬべき、あなたの存在がいけないの、死を振りまくあなたが、他に被害が出る前に私があなたを殺さないと…いつか私の家族にもあなたが…
うおおおおおおおおおおお死ねええええ
(サーヌ)……哀れ…最後に光でも見ておきなさい
突如目の前が真っ白になる
(ナナミ)眩しい、目が、でもサーヌを殺さないと、目が、クッソ…
(サーヌ)ナナミみたいな単細胞バカみたいなやつのためにやっぱり女の子は自衛しないとね、そんなカッターナイフなんかじゃなく、閃光弾でね
(ナナミ)フザケンナ…くそ…くたばれ…まじで、
サーヌはそのままナナミの手足をガムテープで拘束した、それと目にも
(サーヌ)何も見えませんね…それでは君の弟のことを教えて…嫌…声でも聴かせてあげますかね
(幼い男の子の声)助けてええええナナミお姉ちゃんんん
(ナナミ)!!!やめて殺さないで!!!なんでもするあなたに生涯つくしても良いから、殺さないであの子だけは!!
(サーヌ)なんでも?なら私を敬え、たたえよ、平伏せよ、その弟の愛情を私に寄越せ!!
(ナナミ)… … …サーヌ様を愛しておりますので…一生尽くしますので弟だけは…弟だけは…殺さないでください、一生忠誠を誓います…
(サーヌ)「デス・ラブ・ユウ」
(ナナミ)… … …
ナナミは静かに眠った
(サーヌ)かわいそうに…これはただの君の弟さんが公園で転んで泣いているのを録音しただけなのに、さようならナナミさん(サーヌは、教室を後にし家に帰った)
サーヌの周りでは人が死にすぎている、世界的にもあまり例がない、学校は臨時会見、サーヌは呪われた少女やサーヌが殺したとも言われたが詳細はわからない、神のみぞ知るかもしれない
サーヌはどこにむかっているのだろう、復讐が終わってもどこにむかうのでしょう?復讐が終わってもまた別の目的ができてしまう、それが復讐というものです、あなたの周りにも人はいます、そして復讐の対象になりえる人も サーヌに狙われた者はその運命から逃れることはできないのです、復讐とはそういうものです。
復讐に意味はあるのか?なんて無意味なことは考えないことです、復讐をするということ自体意味がないのだから、そもそもそんなことは考えることすら愚かなのだから、もし意味を考えられるとしたらそれは…………
サーヌに殺された者がその命が消える瞬間、その時一瞬だけ思った感情、サーヌへの恨みつらみ、恐怖などさまざまな負の感情を抱いたまま、無残に消えていったとき、それを理解できればそれでいい、それ以外にはないのだ。
2023年7月10日のオプラの死因だが自殺だったらしい、遺書には、「私がサーヌちゃんを殺した」
と書かれていた。
・オプラ(2023年7月10日死亡、屋上にて告白、その後サーヌにより殺害、 デス・ラブ・ユウ を言い渡される、オプラが屋上に行くように誘導したのはサーヌ)
2023年7月14日のナナミの死因は自殺、友人オプラを追ってのことだと推測された。
・ナナミ(2023年7月14日死亡、誰よりも早くサーヌの本質を見抜き殺そうとするも、殺される 心の底から愛していなくても、対象の相手が愛してる等の告白をしてると判断させれば、デス・ラブ・ユウは発動する模様
サーヌのデス・ラブ・ユウは相手が告白すればどんな死に方にするまで決めれるほど強大化、凶悪化していった。
(サーヌ)アズちゃん、オプラちゃん、ナナミちゃん、あなた達のおかげであなた達の分まで生きて幸せになってみせるよ アズちゃん、オプラちゃん、ナナミちゃん、ありがとう
「デス・ラブ・ユウ」
アズちゃん、オプラちゃん、ナナミちゃんの分もこの力でがんばるね 私に生きる希望を与えてくれてありがとう ありがとう ありがとう ありがとう
……………………
「あぁ、私を好きと言ってくれたあの人達は皆もう死んでしまったのか……私の力もどんどん強くなっている……次は……奴ら……だ……」
私はまた人を不幸にしてる、私は死神なのかもしれない それでも……この力が……私が生きている価値なのかもしれない この力は……人を殺すためにある……私はそう思いたい 私は死神で構わない、人を殺し続けよう……
この手で……私の手は血で汚れきっている でも私の手をつかむ優しい人もいる、私は人を救ってみたい、死神でも救いたいと願う気持ちくらいあってもいいよね……
私がこの世で一番嫌いなのは自分自身なんだ……
私を好きでいて……くれて……あり……がとう……ね……さー……ぬちゃ……ん……
5年後
様々なうわさは立ったがサーヌが通っていた学校は閉校、サーヌは死神と恐れ続けられも、自分の力、歪んだ感情、残虐性により、サーヌに目を付けられた人間はすぐに死んでいった。
サーヌ22歳 復讐を終え向かうとこもなく平凡に殺戮をする毎日だった、愛などなかった、サーヌを愛した人は全てデス・ラブ・ユウで殺した、死んだ
そんな中サーヌはたった一人の男に出会った
2028年8月31日23時 サーヌは目的もなく夜道を歩いていた。
いきなりだった、男が話しかけてきた
(男)おいクソガキ夜中に出歩くんじゃねえ通報するぞ!
(サーヌ)なにあんた、ガキじゃないし、死にたいの?おっさん?
(ユタズ)おっさんじゃあねえ!ユタズだ!あ?死にたくないだろ?普通?
(サーヌ)ならユタズ消えなさい、私は死神だ
(ユタズ)なにが死神だクソガキ、こんな時間だと危ないだろさっさと家帰れよ
(サーヌ)クソガキじゃないサーヌよ、そうね…どこに帰ればいいのか、わからない、元々帰る場所なんてないのね
(ユタズ)サーヌさんよ、帰る場所はなきゃ作ればいいだろ?それだけじゃないの?
(サーヌ)はい?どういう?…私にはどこにもないも…初めから空っぽなの!
(ユタズ)よくわからんが、家こい、飯と風呂ぐらい貸してやる、そこが今から帰る場所だ、行くぞ
(サーヌ)えええ???
1年後
2029年8月31日
(サーヌ)ユタズ私あなたのこと好き…好きなの…
(ユタズ)そりゃどうも、うれしいね、でもね俺はお前を愛せない
(サーヌ)???
(ユタズ)サーヌ、お前自分のこと世界で一番嫌いだろ、自分のことを愛せない人間に俺は愛されれない、お前も幸せになれない、だからお前がサーヌが自分のこと、サーヌ自身を愛せるようになったらまた言ってくれ
(サーヌ)自分を愛せ…自愛…考えたこともなかった、愛とはなに、どうやったら自分を愛せるの、ユタズ愛し合いたいでも、わからない…
(ユタズ)簡単だ、今幸せか?サーヌ?ならもうお前は自分を愛せる、愛してみろ!
(サーヌ)………………………………………………………………………………
(サーヌ)(…待って!!!私はまだサーヌちゃんと……いき……た… …)
(サーヌ)幸せに生きたい私も…涙が止まらないの……
(ユタズ)それが自愛ってやつなんじゃねえか?もうサーヌは自分のこと好きになれただろう?
(サーヌ)これが愛なの、これが、私が今まで壊してきたもの、殺してきたものの思い、私は今自分を愛してしまった、つまりそれは、それは、それは…………
ユタズ…ありがとう…ごめんね…デス…ラブ…ユウ…
(ユタズ)!!!おいサーヌ!!!どうした!!!おい!!!サーヌ…置いてかないでくれよみんな俺を…我が娘オプラ、お前の最後の友達も逝ってしまったのか…
くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、なんだこれは、だれだああああああああああああああこんなことしてくれるやつはああああああああああ
その日死神は死んだ。
2029年8月31日死神サーヌ死亡、自分を愛することを自愛を知ったことで今までの行いを罪だと認識し、自らの力、デス・ラブ・ユウを自身に使用することにより自殺 サーヌは人間として死ねたのかもしれない
デス・ラブ・ユウは今日も新たな死を生み続ける この世に平和などない あるのは死だけ なのだ。
死は平等だが死ぬとき笑って死んだ人間は幸せに死ぬことができたいい人生だったのだ。自らデス・ラブ・ユウを使用したサーヌは死んだ、が、幸せに笑ってたと、サーヌに会いに行くとユタズの遺書には書かれていた。
「デス・ラブ・ユウ」
デス・ラブ・ユウ 人の命を軽んじる者に発動する 対象は、自身の命、もしくは他者の命 デス・ラブ・ユウ 対象は、対象者が好意を寄せている、告白させることが前提条件だったが、屈服、平伏した、強制的な愛まで対象になった
デス・ラブ・ユウ 相手の心を完全に掌握しないとできない。
デス・ラブ・ユウ 相手を必ず殺す。
デス・ラブ・ユウ 相手に告白をさせなければならない。
デス・ラブ・ユウ 死んだ人間は生き帰らない。
デス・ラブ・ユウ 殺した人間の命を奪う。
デス・ラブ・ユウ 殺した相手は永遠に苦しみながら生きる。
デス・ラブ・ユウ 殺した者の声が聞こえる。
デス・ラブ・ユウ 殺した者の心がわかる。
デス・ラブ・ユウ 己自身も殺した。
デス・ラブ・ユウ=アイ・ラブ・ユウ愛している。