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Protocol  作者: R
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2/2

世界の位置

ただの、ほんの好奇心だった。

ただの好奇心で、この世界のありとあらゆるものの構造を定義したかった。


しかし、私はその定義に創造力を与えてしまった。

大きな過ちだった。

収拾がつかないほどにプロトコルは自動拡張を繰り返している。


私もまた、入れ子の一つに過ぎないのかもしれない。


外側の観測者には、私の姿、思考はどのように見えているのだろうか。

私も、いやこの世界さえもまた、無尽蔵に広い定義の入れ子の一つにすぎないのかもしれない。

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