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エア・ドア  作者: 御重スミヲ
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形状記憶




   形状記憶



重さとか太さとか弛み具合を

そんなにも気にする理由が

僕にはわからない

僕の神経質な文字に

君がいつまでも耐えてくれると

思っていたくらいに


いい加減さと真面目さを

互いに持っていて

それが凸凹と嚙み合っている時

ゴツゴツとぶつかっている時

気にも止めなかったことが

あとで僕をニヤリとさせる


悔しさとか悲しさとか寂しさを

一緒でいるが故に感じても

欠点だらけの自分を

恥ずかしげもなく晒せるのは

なんて貴重なことだろう


空が回って背が伸びて

世間一般的に言って

僕は成功している

過去を振り返ることは好かないのに

心だけリターンして

君といた僕に帰ろうとする



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