〜時空の壁に阻まれたなか、偉人育成ゲーと化した日本で無双〜
初投稿です。ぬらりとゆっくりやってくのであんま期待しないで待っててください〜。3月から本格的に執筆します〜。
プロローグ
俺は桐原優希。人相的には10代後半に見えるらしいが、もうとうにそんな概念は崩壊している。
先に断っておこう、俺は未来人だ。3021年からきた。
1000年後の地球はすごいぞ、この時代には車なんていう毒物を撒き散らすものが狭い地球なんかを走り回ってたらしいけど、そんなものはなく、今じゃほんとの意味のドア・トゥー・ドアだ。平たく言えばワープってやつだ。
ではもうタイムマシンができているのか、だって?冗談じゃない、アルカゼルノの第12最終定理で時空移動の不可塑性は立証されてるだろ?何年前の話だ?
じゃあなぜ俺がこの時代にいるか、だって?話の本題に入ろう。
この世界は"記憶媒体"に過ぎないからだ。この世界は人類最大の娯楽。レディア社の開発した商品で記憶カセットを脳内で再生してるに過ぎない。俺は未来で少ししくじっちまって永遠にこの世界から出られないようプログラミングされた媒体をつけられちまってんだ。この世界に来てから何年が経つのか…ここまで世界を"発展させることができた"のはまさに奇跡だ。
そうだなぁ…諸葛孔明って知ってる?あれ俺の弟子笑
ニュートンは本当に才能があったな…重力の端緒を話しただけで理解していたからなぁ…。
もうわかったかな。そう、少しずつ世界を俺の手で創ってきたんだ。然るべきところにそうなるように、仕向けてきたんだ。全ては俺を記憶の檻に閉じ込めた諸悪の根源に立ち向かうためにーー。