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クロゥレン家の次男坊  作者: 島田 征一
教国マーディン訪問編
171/222

登場人物⑨

 いつもの。

 ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

◇トーヴァ

 護衛を務める奴隷の一人。逃げ足が速く、危険を察知する能力に優れる。

 以前は商会の専属として勤務していたが、大型魔獣と遭遇した際、恐怖のあまり逃走。商品に損害を与えたことにより、奴隷落ちした。

 それでも、死ぬよりはマシだったと過去を割り切っている。


◇メリエラ・カッツェ

 カッツェ子爵家の当主で、クロゥレン家とは付き合いが長い。当主である夫が若くして亡くなったため、已むを得ず当主を引き継ぐこととなった。

 王国でも十指に入る陽術の使い手で、技術だけならミルカをも凌ぐが、魔力量に乏しいという欠点を抱えている。

 『メリエラ』の名はザヌバ特区長にあやかってつけられたものである。


◇ワイナ・カッツェ

 カッツェ子爵家の一人娘。母に似て陽術に長ける。

 貴族家の人間であること、また同世代よりも勉学が出来たことから、自分が優秀であると疑いを持っていない。

 しかしそれは、狭い領地の中だけの話である。


◇サイアン・フェーヴ

 国の役人で、使節団の予算担当。最低限の護身は出来るが、文官にしてはマシ、という程度である。

 家柄や血筋を敢えて無視する胆力があるため、王家からは重宝されている。

 周囲の様子や変化に気付いていない訳ではないので、カッツェ家のことを考えると胃が重い。

 

◇グァルネ・コンディアム・フォライラ

 国境沿いの詰所で勤務していた兵士。教国でも五指に入る武術の達人である。

 他者を甚振る悪癖があり、入国者を拷問することを趣味としていた。状況を知った軍部により粛清される予定であったが、それよりも先にフェリスに敗れ去った。


◇サファドミア・ケーラ・ミナイン

 国境沿いの詰所で勤務していた兵士。仇名はサファ。

 『疾走』の異能を持ち、伝令として活躍する。速度はさておき強度は一般的な兵と大差が無いため、グァルネによく虐められていた。

 己を解放してくれたフェリスに恩を感じている。


◇ハルネリア・コスパディス・スライ

 教国第五警備隊の副隊長。

 教国北部に古くから伝わるカダナ流槍術の継承者。極限まで無駄を排した動作で、音も無く敵を貫く。

 武術では穢れを祓えないことから、自分は国に貢献出来ないのだと、劣等感を抱えている。そのため、表に出て活躍するような真似はせず、自身を抑えながら生活していた。


◇ミーディエン・カルナダ・コラン

 ハルネリアの上官で、姉弟子。

 カダナ流槍術を修めているのだが、似たような扱いが出来る棒術を好んでいる。

 かつて巡回中に祝福を受け、穢れ祓いを撃てるだけの魔力を保持していたことから、軍上層部の注目を浴びることなった。

 管理職としてはハルネリアの方が向いているのに、と思っている。


◇ハナッサ・メイア・カークス

 陽術師。魔術式の穢れ祓いを扱える、数少ない人物。次期隊長候補として評価が高い。

 穢れによって親友を亡くした過去から、浄化作業のある軍属の道を選んだ。

 本来は温和な性格なのだが、度重なる使節団の問題行動や街の汚染から、余裕を失っていった。軍部の指令を無視した独断専行は、その結果である。


◇アーウェイ・サナク・ノクス

 教主の弟で、文官の長。フェリスの汚染に気付いた唯一の人物。

 幼少期から穢れの研究に携わり、教国を平和にしようと日々尽力している。魔術式の穢れ祓いを扱えるのだが、前線に出られる身分ではないため、歯痒さを感じている。

 教国存続のため、フェリスを取り込もうとしたものの、魅力的な提案が出来なかった。

 次回より新章です。

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