登場人物⑦
ネタバレを含みます。
ご注意ください。
◇ザナキア・ゴランド
船員の一人。船はデニスと共同で所有している。
蟲や魚に襲われる危険な船旅を、体一つで対処出来るだけの強度を持っている。
航行に関する事務処理等も一人でこなしており、さり気にスペックが高い。
今回の船旅でフェリスという当たりを引いた。
◇デニス・グーネイア
船員の一人。ザナキアとは幼馴染。
対外交渉担当。長くこの仕事をしているため、顔が広い。
大河の物流に精通しており、金さえあれば大体の物は揃えてくれる。
頼れる兄貴分。
◇ゴーマ
船員の一人。
三度の飯より女好き、しかし客には絶対手を出さない。
かつて痛い目を見たことがあり、線引きはしっかりしている。
◇ガッツェ
船員の一人。
三度の飯より女好き。
まだ痛い目は見ていないが、周りが煩いので客に手は出していない。
◇アイザン・デ・ストーマ
船員の一人。カイゼン出身。
かつて金に困って軍の雑用をこなしていたことで、国境部隊との繋がりを持った。
気が弱く強度も半端なため軍人にはなれず、最終的には船員としての道を選んだ。
仕事は慎重かつ正確であるため、軍でも船でも評価自体はされている。
◇アレンドラ・ズ・キセイン
推船師。カイゼンとデグラインの国境で、船を上流に戻す作業をしている。
魔術師世界十位。
日々全魔力を出し切るような仕事をしているため、フェリスより魔力量が多い。
一方、細かい精度を求められるような作業は苦手としている。
父親が急逝したことにより河守一族の当主となったが、若いこともあって経験が不足している。
また、幼い頃からの教育が偏っていたため、非常に視野が狭く世間知らずなところがある。
一番やらかした人。
◇ジャーク・ミ・キセイン
カイゼンとデグラインの国境で、軍人をしている。
今なおしきたりを守る、最期にして唯一の河守。奇抜な外見は、かつて精霊に従っていた部族の入れ墨を模したもの。
上位存在の手で強化された異能『埋没』により、世界でもトップクラスの隠密活動を可能とする。
武術強度ではフェリスを上回る高さを持つが、魔術強度が低いため、祭壇の異常には気付けなかった。
◇地精(少女)
大河を流れる膨大な魔力により自然発生した個体。
生まれてから百年ほど経っているが、精霊目線だと生まれたばかり。あまり人間の言葉を解っていない。
自分以外の精霊を水精以外に知らず、彼女を親のように慕っている。
気紛れで人前に姿を現すため、そこそこ目撃情報がある。
真っ向勝負で討伐を狙う場合、総合強度が30000くらい必要。人間の及ぶ相手ではない。
◇水精(監視者)
上位存在によって生み出された、祭壇の監視者。絶世の美女の形をしている。
状況を整理し、受託者に伝達する役割を担う。
あくまで監視者であり、異常に対処する権限は持っていない。
命懸けで式場の浄化に挑み、己を救う道を模索してくれたフェリスに好意を抱く。
自分の見目が良いことは理解しているため、それでフェリスが靡いてくれないかとちょっと期待していた。
今回はここまで。
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