総括
新作、『勇者の親友は暗躍する』を小説家になろう、カクヨムにて連載開始しております。
是非、そちらもブックマーク、評価をよろしくお願いいたします。
https://ncode.syosetu.com/n8433lv/
https://kakuyomu.jp/works/822139846097363148
ども、Allenです。いつもお世話になっております。
長々と続いた今作もついに完結となりましたので、恒例行事の総括を書いていきたいと思います。
今作、『マギカテクニカ』をを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この『総括』はあとがきのような物ですので、これだけを読んでいる方がいましたら、ネタバレにご注意ください。
私も七年も続くような連載を行ったのはこれが初めてでしたが、無事に完結まで持って行くことができました。
ここまでの応援、まことにありがとうございます。
今回も総括では、今作に関するちょっとした話をして終わりにしようと思います。
ラインナップはいつも通り。
・ストーリーに関するコメント
・キャラクターに関するコメント
・次回作の話
恒例の話ですね。では、ストーリーに関して話をしていきましょう。
・ストーリーについて
ようやっと超越者シリーズから離れて書いてみたのはVRMMO作品でした。
以前にも似たような作品は書いたのですが、あれは超越者シリーズだったので、純粋なVRMMOとも言い難く。
きちんとしたSFとして書きたいと思いましたので、改めてこの作品を書きました。
コンセプトは、『個としての物語』。
大義ではなく、どこまでも己自身のために戦う、クオンという主人公を描くための物語でした。
純粋にストーリーとして描くのであれば、恐らくアルトリウスの方が主人公にしやすいかと思います。
背負うもの、使命、自分自身の憧れと目標、どれを取ってもアルトリウスの方が遥かに主人公らしいですからね。
アルトリウスを主人公にした場合、クオンはやたらと人気の出るサブキャラの立ち位置になるかと思います。
キャラクターからも読者からもやたらと信頼感の高くなるタイプのキャラですね。
しかし、今回はアルトリウスではなく、そのクオンを主人公に据えるという形で物語を展開しました。
結果として、その物語は非常に安定感のあるものになったかと思います。
悪く言えば単調なのですが、それでも強敵だったり予想外の展開だったりはあったので、ある程度はメリハリもできていたかと。
ちょくちょく話をしていたのですが、この物語の元となったのは、とある同人作品のノベルゲームです。
実は世界が――というのはその作品にとっても特大のネタバレになってしまうので作品名は出しませんが、正直人生レベルで影響を受けている作品です。
VRMMOでありながら、そこで生きる人々の在り方を描く作品にできたかと思います。
・キャラクターについて
・クオン
達人級の技量を持った剣士を主人公にする、というコンセプトはこれまでもあったかと思います。
クオンはそんな中で、実は結構自己評価が低い人物でした。
実際のところ、クオンの実力はプロローグ時点でほぼ最上位にまで高まっていました。
しかし、祖父の存在があったために、自分はまだ実力が足りていないと思い込んでいたのです。
現実としては、プロローグ直後に源十郎と再戦しても、八割以上の確率でクオンが勝っていたでしょう。
何しろ、最初の時点でクオンは森羅万象の境地に至っていたので。
その自己評価の低さが、成長という要素に見えるように色々とギミックを持たせていました。
実は霊峰で自分の影と戦った時点で『森羅万象・不羈』を自覚できていたため、そこで最終話のレベルにまで至っていたりします。
また、ゲーム小説という形式の性質上、ゲーム的な成長を持たせることができるという点はメリットでした。
武術面においてこれ以上の成長をすることは難しかったですが、ゲーム的にはいくらでも成長の余地はありましたので。
そういう意味でも、色々な意味で動かしやすい主人公でした。
・緋真
クオンの弟子、そして伴侶候補。実は開始時点でゴールが決まっている勝ちヒロインです。
そのため、あまり男女方面としての焦りはあまりありませんでした。
その辺、危機感というかライバル意識があったのはユキ相手だけでしたね。
戦闘能力としては、クオンには譲るレベルでした。
ただ、ゲームに対しての適応度は非常に高く、総合的な戦闘能力を評価するとクオンと同レベルです。
瞬間的な火力にはあまり優れなかったので、縁の下の力持ち的な活躍でしたね。
一方で、クオンに対する憧れという点では誰よりも強く、その在り方は一貫していました。
とにかくクオンと共に戦いたい、クオンの隣に立ちたいというモチベーションを持っていましたね。
正直、ヒロインとしてあまり活躍させることができなかった点は反省点でした。
ヒロイン感を出すことができたのが時々だけだったので、もう少し演出を増やしても良かったですね。
その点、書籍ではちょっとだけ増やしていたりします。
・アリシェラ
本文中だと殆どクオンの一人称だったので、大体アリス表記になっていた彼女です。
サブヒロインというにはヒロインムーブあまりしていなかったのですが、中々にクオンに対する激重感情を持っていました。
ある意味、動かしやすいキャラクターでもありました。
途中参戦ではありましたが、クオンたちに足りない要素をあれこれサポートしてくれました。
あまりにも便利枠すぎて個別に動くことがそこそこにありましたが、それだけキャラクターも立っていたかと思います。
リアル方面でも繋がりが持てるような特性を持たせたのは我ながら正解でした。
クオンに対するスタンスは、ヒロインというよりは配下、忠臣というスタイルが大きかったです。
それほどまでに、アリスは自らの人生に悩み、それに対する答えを提示してくれたクオンに大きな恩義を感じていました。
恋愛感情という意味で言うと、実際のところはそれなりにありました。
ただ、緋真という存在があったため、基本的には自重しています。
まあ、エピローグでの台詞の通り、緋真はもう認めているのでそういった未来もあるかもしれません。
・アルトリウス
真主人公、この世の全てを救うことを背負って戦う青年。
とはいえ、アルトリウスは使命のために生まれ、育ちましたが、戦う理由は使命のためではありません。
英雄たるクオンに対する憧れこそが、アルトリウスという青年の原動力でした。
指揮、組織運営という点に於いて、アルトリウスは最上位の天才です。
才能、能力を数値として表すのであれば、彼の指揮能力はクオンの戦闘能力と同等クラスになります。
その点を上回っていたのは、恐らくエインセルぐらいなものでしょう。
クオンに対する感情は憧れが始まりで、やがてはシンパシーへと変わりました。
物語の中でクオンに語ったように、その思いこそが使命を背負う原動力となっていました。
クオンからの『戦友』という言葉はあまりにも大きく、マレウスとの戦いにおいてもその背を支えていました。
それが軍曹の一撃を放たせるまでの時間稼ぎとなったので、完全な決着に至ったのはこの要素が大きかったでしょう。
彼は紛れもなく、クオンが共に戦うべきであると信じた、もう一人の英雄でした。
・次回作について
次回作については、以前にアンケートを取った通り、ダブル主人公のクラス転移を書いていこうと思います。
タイトルは、『勇者の親友は暗躍する』。
表立って輝かしい活躍をする主人公と、そのサポートのため裏からあらゆる手をまわして暗躍する主人公。
その二人の関係性は、今作で言うところのアルトリウスとクオン――ではなくクオンとアリスのようなイメージでいます。
ちなみに念のため言っておきますが、両方とも男です。
今作よりもヒロインは目立たせるつもりでいますし、活躍の場面も増えるでしょう。
でも主人公同士が激重感情を抱いている姿は描いていきたいと思います。
そんな二人の表と裏からの活躍を、ぜひ読んでいただければと思います。
また、次回作からはカクヨムでの複数サイト投稿を予定しておりますので、是非そちらでもフォロー、ポイントをお願いします。
投稿開始は、2026年3月1日からの予定です。
連載開始を記念して、1ヶ月間は連続更新を行いますので、お楽しみに。
これまでで最長の連載となりましたが、今作もこれにて完結となります。
ここまでご愛読いただき、まことにありがとうございました。
よろしければ、また次回作でお会いしましょう。
ではでは。





