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『レベルが上がりました。ステータスポイントを割り振ってください』

『《刀神》のスキルレベルが上昇しました』

『《格闘術》のスキルレベルが上昇しました』

『《昇華魔法》のスキルレベルが上昇しました』

『《神霊魔法》のスキルレベルが上昇しました』

『《致命の一刺し》のスキルレベルが上昇しました』

『《MP自動超回復》のスキルレベルが上昇しました』

『《奪命剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《練命剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《蒐魂剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《テイム》のスキルレベルが上昇しました』

『《HP自動超回復》のスキルレベルが上昇しました』

『《生命力操作》のスキルレベルが上昇しました』

『《魔力操作》のスキルレベルが上昇しました』

『《魔技共演》のスキルレベルが上昇しました』

『《クロスレンジ》のスキルレベルが上昇しました』

『《回復特性》のスキルレベルが上昇しました』

『《高位戦闘技能》のスキルレベルが上昇しました』

『《剣氣収斂》のスキルレベルが上昇しました』

『《見識》のスキルレベルが上昇しました』

『《血の代償》のスキルレベルが上昇しました』

『《立体走法》のスキルレベルが上昇しました』

『《会心破断》のスキルレベルが上昇しました』

『《再生者リジェネレイター》のスキルレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《ルミナ》のレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《セイラン》のレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《シリウス》のレベルが上昇しました』



 アズラジードが消滅した瞬間、戦闘終了の合図代わりにレベルアップの報告が鳴り響いた。

 長時間闘い続けていたためか、結構な経験値量になっているようだ。

 戦闘が終了したということは、アズラジードが消滅したことで他の悪魔も撤退したということなのだろう。

 探せば他にも爵位級がいたかもしれないが、作戦目標自体は達成できているし、これ以上無茶をする必要もない。

 ここは大人しく、ここいらで終了ということにしておこう。



「はぁ……しかし、面倒な相手だったな」



 詰めが甘い相手だったからよかったものの、そういった甘さのない相手であったならば、こちらが押し切られてしまっていた可能性は十分にあった。

 今回のことは教訓としておいた方がいいだろう。

 ちらりとアルトリウスの様子を確かめてみれば、あいつの表情もあまり明るいものであるとは言えない。

 作戦成功に対する安堵はあるようだが、手放しで喜べるわけではないらしい。



「お疲れ様です、先生。結構大変でしたね」

「ああ、そうだな。あの悪魔で助かった面もあったが……実に面倒なことをしてくれたもんだ」

「……? 何か、気になることがあるんですか?」



 こちらを見上げてくる緋真の言葉に、小さく首肯を返す。

 今回の作戦は、色々と反省点の多い戦いだったのだ。



「元々、この場所を占拠している悪魔を片付けるだけぐらいの想定だったわけだが……蓋を開けてみれば、罠にかかったのはこちらだっただろう?」

「それは……まあ、確かにそうですよね」

「こちらが攻める側になったということもあるが、ここまで追い詰められたのは流石に想定外だった。今回は急がなけりゃならない理由はあったが、それでも見通しが甘かったと言わざるを得ないな」



 もしもアズラジードが、淡々とこちらを追い詰めるように動いていたとすれば、俺たちは全滅したとしてもおかしくはなかった。

 今回の勝利は、偏に奴の愚かさがあったからこそだ。

 わざわざ己の存在を露呈せず、ギリギリまで潜んでこちらの石板を破壊していたならば、奴は容易く勝利できていたのだから。



「……何にせよ、今後の教訓だ。こちらから攻める時は、もうちょっと慎重に動く必要があるってな」

「そう、ですね。でも、そうなると攻略がちょっと長引きますね」

「急いては事を仕損じる、だ。確実に仕留めていくしか無かろうよ」



 今後、悪魔の領域を少しずつ切り取っていくとして、果たしてどのように動くべきか。

 それには、情報の収集が必要不可欠となるだろう。

 今回のような雑な攻め方では、成功する可能性の方が低くなってしまう。



「とにかく、今後はもっと慎重に動く必要があるってこった。闇雲に攻めていたら、次は負けるぞってな」

「情報を集めないと、ってことですよね。でも、それだとアルトリウスさん任せってことになりそうですけど……」

「まあ、俺たちは情報収集には向かんからな」



 俺がやたらと悪魔に注目されているせいであるが、やはり情報収集をするにはその注目度が邪魔になってしまう。

 アリスだけなら多少はできるだろうが、バックアップが無い状態での情報収集はリスクが高い。

 それに、移動しているだけでもシリウスが目立つだろうし、そこはどうしようもない話だ。

 それならば、俺たちが無理に情報収集をしようとはせず、別の活動に集中しておいた方が役に立つことだろう。



「とりあえず、俺たちは適当に動き回って悪魔の注意を引いておいた方がいいかもしれんな」

「ああ、それは助かりますね」



 と、いつの間にかこちらに近づいてきていたアルトリウスが、若干疲れた様子でそう口にした。

 流石に、今回の件はアルトリウスも相当に気を揉んでいたようだ。

 自分たちで立てた作戦だというのに、ああも裏をかかれてしまい、その上で失敗したとなると流石に大変だろうからな。



「急ぐ必要があったとはいえ、流石に拙速に過ぎました。結果的には成功したとはいえ、勝利とは言い難いですね」

「反省するのはいいが、あまり気にしすぎるもんでもないぞ。お前さんなら、もう反省点は分かっているんだろう?」

「ええ、この先は慎重に動きます。情報収集も、手を増やして行っていきますので」

「で、その間俺には悪魔共の注意を引いておいてほしい、と」

「その方が、僕らとしてもやり易いですからね。勿論、どのように動くかは自由に決めて貰って大丈夫です」



 笑いながらそう告げるアルトリウスの言葉に、頭を悩ませる。

 いざ自由にと言われると、中々難しい話になってしまうのだ。

 まあ、目標があるわけでもないし、適当に動くしか道はないのだが。



「ふむ……とりあえず、悪魔を倒しながら北を見て回るとするかね。相変わらず数は多いだろうが、獲物とするにはちょうどいい」

「更に奥まで踏み込んでみるつもりですか?」

「ああ。何が起こるかは分からんが、まずは自分の目で見てみないことにはな」



 悪魔によって支配された領域である以上、移動だけで多大なリスクを背負うことになる。

 だが、これから攻めるべき場所は、一度己の目で見ておいた方がいいだろう。

 土地勘のない場所ではあるが、それでも一度目にしたことがあるかどうかで話はかなり変わってくるはずだ。



「とりあえず、今後は南側に近い都市を奪還する形で進めていくんだろう? その辺りを見て回ってみるつもりだ」

「分かりました。しかし、都市に近づけば占拠している悪魔が大きく反応する可能性があります。注意してください」

「分かってるさ。伯爵級までならまだしも、侯爵級になると俺たちだけで仕留めることは困難だ。状況も不利だし、無理に戦うような真似はしない」



 人間体ならばまだしも、アズラジードのような相性の悪い存在もいる。

 そもそも、《化身解放メタモルフォーゼ》を行った侯爵級を相手にするのは困難だ。

 そこまでの悪魔が出現した場合には、流石に撤退することになるだろう。



「こちらはこちらで、できる限りの情報を集めておきます。次の作戦は……まだしばらく、見通しは立ちませんが」

「どちらにしろ、他の連中はしばらく真化に夢中だろう。動けるようになるのは結構後だろうさ」

「……ですね」



 アルトリウスは、苦笑を零しながら霊峰の方角を見上げる。

 この場に集うプレイヤーたちの多くが、そちらへと向けて殺到しているのだ。

 今回の作戦はイベントではなかったため、公的な報酬は存在しない。

 あえて言うのであれば、優先的に試練を受けることができることそのものが、報酬であると言えるだろう。



「レベル100を超えるプレイヤーも増えてくるだろうが、行き渡るには時間がかかる。次の行動は、それを待ってからでも遅くはないだろうさ」

「ええ、その通りですね。『キャメロット』でも希望者は多くいますから……こちらも対応を続けます」

「相変わらず、難儀なことだな。まあ、その辺りも含めて期待しているさ」



 俺の言葉に、アルトリウスは困った様子で笑う。

 だが、コイツならそれを成し遂げてくれるだろう。そうでなければ、人々を救うなどという大言壮語を吐ける筈もない。

 何にせよ、状況は一つ、こちらに有利な方向へと変化した。

 この優位を生かせるよう、立ち回っていくこととしようか。











■アバター名:クオン

■性別:男

■種族:羅刹族

■レベル:104

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:81

VIT:52

INT:55

MND:40

AGI:36

DEX:30

■スキル

ウェポンスキル:《刀神:Lv.25》

 《格闘術:Lv.42》

マジックスキル:《昇華魔法:Lv.38》

 《神霊魔法:Lv.14》

セットスキル:《致命の一刺し:Lv.28》

 《MP自動超回復:Lv.6》

 《奪命剣:Lv.64》

 《練命剣:Lv.64》

 《蒐魂剣:Lv.64》

 《テイム:Lv.76》

 《HP自動超回復:Lv.6》

 《生命力操作:Lv.84》

 《魔力操作:Lv.84》

 《魔技共演:Lv.51》

 《クロスレンジ:Lv.25》

 《回復特性:Lv.33》

 《高位戦闘技能:Lv.48》

 《剣氣収斂:Lv.58》

 《見識:Lv.18》

 《血の代償:Lv.23》

 《立体走法:Lv.25》

 《会心破断:Lv.32》

 《再生者リジェネレイター:Lv.17》

サブスキル:《採掘:Lv.15》

 《聖女の祝福》

種族スキル:《夜叉業》

称号スキル:《剣鬼羅刹》

■現在SP:38






■アバター名:緋真

■性別:女

■種族:羅刹女族

■レベル:104

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:73

VIT:50

INT:65

MND:40

AGI:36

DEX:28

■スキル

ウェポンスキル:《刀神:Lv.25》

 《格闘術:Lv.49》

マジックスキル:《灼炎魔法:Lv.17》

 《昇華魔法:Lv.14》

セットスキル:《武神闘気:Lv.5》

 《オーバースペル:Lv.4》

 《火属性超強化:Lv.1》

 《回復特性:Lv.26》

 《炎身:Lv.41》

 《致命の一刺し:Lv.24》

 《超位戦闘技能:Lv.5》

 《空歩:Lv.5》

 《術理掌握:Lv.19》

 《MP自動大回復:Lv.49》

 《多重詠唱:Lv.43》

 《蒐魂剣:Lv.39》

 《魔力操作:Lv.67》

 《並列魔法:Lv.9》

 《魔技共演:Lv.25》

 《燎原の火:Lv.47》

 《二刀流:Lv.41》

 《賢人の智慧:Lv.32》

 《見識:Lv.14》

サブスキル:《採取:Lv.7》

 《採掘:Lv.15》

 《聖女の祝福》

種族スキル:《夜叉業》

称号スキル:《緋の剣姫》

■現在SP:26






■モンスター名:ルミナ

■性別:メス

■種族:ヴァルハラガーディアン

■レベル:18

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:75

VIT:40

INT:75

MND:40

AGI:50

DEX:38

■スキル

ウェポンスキル:《刀神》

 《神槍》

マジックスキル:《天光魔法》

 《大空魔法》

スキル:《光属性超強化》

 《戦乙女の戦翼》

 《魔法抵抗:極大》

 《物理抵抗:大》

 《MP自動大回復》

 《高位魔法陣》

 《ブーストアクセル》

 《空歩》

 《風属性超強化》

 《HP自動大回復》

 《光輝の戦鎧》

 《戦乙女の加護》

 《半神》

 《精霊の囁き》

 《吶喊》

 《霊撃》

 《精霊召喚》

称号スキル:《精霊王の眷属》






■モンスター名:セイラン

■性別:オス

■種族:ワイルドハント

■レベル:18

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:95

VIT:50

INT:53

MND:38

AGI:75

DEX:40

■スキル

ウェポンスキル:なし

マジックスキル:《天嵐魔法》

 《大空魔法》

スキル:《風属性大強化》

 《天駆》

 《騎乗》

 《物理抵抗:大》

 《痛恨撃》

 《剛爪撃》

 《覇王気》

 《騎乗者大強化》

 《天歩》

 《マルチターゲット》

 《神鳴魔法》

 《雷属性大強化》

 《魔法抵抗:大》

 《空中機動》

 《嵐属性超強化》

 《吶喊》

 《帯電》

 《亡霊召喚》

称号スキル:《嵐の王》






■アバター名:アリシェラ

■性別:女

■種族:闇月族エクリプス

■レベル:104

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:40

VIT:23

INT:50

MND:23

AGI:80

DEX:80

■スキル

ウェポンスキル:《闇殺刃:Lv.25》

 《短弓術:Lv.45》

マジックスキル:《深淵魔法:Lv.5》

 《月魔法:Lv.48》

セットスキル:《致命の一刺し:Lv.29》

 《姿なき侵入者インビジブル:Lv.10》

 《上位毒耐性:Lv.32》

 《フェイタルエッジ:Lv.5》

 《回復特性:Lv.14》

 《闇属性超強化:Lv.1》

 《ピアシングエッジ:Lv.11》

 《ベノムエッジ:Lv.50》MAX

 《無影発動:Lv.46》

 《真実の目トゥルースサイト:Lv.17》

 《パルクール:Lv.5》

 《投擲術:Lv.43》

 《肉抉:Lv.40》

 《ミアズマウェポン:Lv.51》

 《立体走法:Lv.48》

 《魔技共演:Lv.22》

 《月属性強化:Lv.46》

 《ブリンクアヴォイド:Lv.29》

 《死神の手:Lv.18》

サブスキル:《採取:Lv.23》

 《調薬:Lv.28》

 《偽装:Lv.27》

 《閃光魔法:Lv.1》

 《聖女の祝福》

種族スキル:《闇月の魔眼》

称号スキル:《天月狼の導き》

■現在SP:24






■モンスター名:シリウス

■性別:オス

■種族:ブレイドドラゴン

■レベル:11

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:90

VIT:90

INT:53

MND:54

AGI:55

DEX:55

■スキル

ウェポンスキル:なし

マジックスキル:《昇華魔法》

スキル:《剛爪撃》

 《穿鋭牙》

 《吶喊》

 《ブレス》

 《物理抵抗:極大》

 《硬質化》

 《鋭斬鱗》

 《鋭刃翼》

 《斬尾撃》

 《魔法抵抗:大》

 《覇気》

 《移動要塞》

 《研磨》

 《小型化》

 《龍気》

 《バインドハウル》

 《自己修復》

 《鱗弾》

 《魔剣化》

称号スキル:《真龍》

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マギカテクニカ書籍版第12巻、7/18(金)発売です!
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書籍化情報や連載情報等呟いています。
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― 新着の感想 ―
[一言] お、ベノムエッジ進化出来るじゃーん
[一言] アルトリウス的にはギリギリだが、今回は仕方ないよねーw プレイヤーの動きを完全にコントロールするのは不可能ですしw ところで我剣神通の人たちはどうしたのかな? レベル上げもそろそろ追い付く…
感想一覧
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