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掌編小説

ドSな彼女と経済論

作者: 斎藤康介

「不景気、不景気ってみんな言うけど、つまるところ、みんながお金を使わないからいつまで経っても不景気なのよ」


「……」


「だってそうでしょ? 日本のタンス預金の合計金額を知ってる? 国の借金が全部返せるんだから」


「……」


「だから私は思うの、政治家は個人の消費を増やすような政策を採るべきだって」


「……」


「でもあの人たちは口では分かったような言い方をするけど、本当は何も理解していないのよ」


「……」


「まずは誰かがそれを進んで実践しないと、結局誰もついてこないわ」


「……無理だからな」


「何が?」


「いくら婚約指輪でも200万円は出せないからな」と男はショーケースの上に置かれた指輪を指差した。


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― 新着の感想 ―
[一言] オキニに登録させていただきました。 これからも楽しみにしてますm(_ _)m (私は恋愛もので今連載中です)
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