eighth story
今回は奈緒ちゃんから見たお話です。
『皆、龍崎のこと誤解してるよ!怖いって・・・』
叫んだ声もむなしく、龍崎は黙って行ってしまった。
握り締めていた手が少し痛かった。
「おっ!奈緒ちゃん!!今日早いねぇ?どうしたの俺に会いたかった?」
「・・・なわけねーだろ。馬鹿か。」
クラスの男子が、朝練を終えて帰ってきた。
額には少し汗がにじんでいた。
「そーいやー、龍崎、教室の方から来たよな。」
「そうじゃん!奈緒ちゃん会わなかった?変なことされてない?」
「はは。されてないよ。でもさ、龍崎ってそんな悪い人じゃないかもよ?」
本当は、アイツの事、悪く言うな!って、叫びたかった。
でも、言えない。
私だって、昨日までそう思ってたから。
「いや、悪いっつーか、怖いよな。」
「なんか、薬とかやってそー」
いつもなら、ココで笑ってた。
確かに!そんな雰囲気あるよねぇって。
でも、今は龍崎の事そんな風には言えない。
だって、もういい人だって分かってしまったから。
皆も分かればいいのに。
もっと、龍崎の事分かればいいのに。
「ちょっと、きーて!!龍崎、めっちゃ優しかったんだけど!!」
クラスの女子が入ってきた。
あれは、優香と恵里だ。
話の内容も気になったし、この場から抜け出したかった私は優香と恵里の方へ走った。
「おはよ〜優香、恵里!!」
「・・・なんでいんの?あんた、まだHR10分前だよ。」
「一番にそれかい!」
確かに、いつもHRぎりぎりに来る私。
でも、その言い方は失礼じゃない?
「クス クス おはよ。奈緒。」
ニコニコ笑いながら、恵里が挨拶してくれた。
癒される。
・・・・じゃなくて!!
「ねぇ。龍崎がなんだって?」
私は優香に言い寄った。
「へっ!あっ!あ〜、今日恵里が鞄を龍崎の方に落としたのよ。そしたら・・ん・・・って言って、拾ってくれたんだよ!!すごくない?」
優香が興奮気味に話す。
それを聞いたら、少し胸が暖かくなった。
でも・・・
「やばい。あれ、惚れそうだったvv」
ドクン。
優香のその言葉を聞いた時、私の心臓はなぜか大きく反応していた。
*続く*
あ〜・・・文章、いつにも無くおかしいですね・・・。すいません。
も〜文章力がありません!!どうしましょうぅぅ〜
こんなモンキィに愛の手を!!
このような話を読んでいただき、ありがとうございました。