twenty fifth story
べたべたする体をどうにかしたくて、シャワーを浴びにいく。
時間は午前3時30分だった。
シャー
たくさんの穴からたくさんのお湯が流れる。
その水が俺の汗や涙を流していった。
なのに、目からは次々と水が流れていた。
目から何も出なくなった頃、俺は風呂場から出た。
4時過ぎだった。
寝なおすには充分だったが、寝る気にはなれなかった。
俺は煙草を持って、コートをはおり、外へ出た。
外は真っ暗で、所々電灯が弱々しく道を照らしているだけだった。
少し、町のほうへ出ると、コンビニや喫茶店など、店からの明かりがもれていた。
俺と同じぐらいの年の人もちらほらといた。
俺は無意識のうちに神田を探していた。
でも、何処にも居なかった。
まぁ、時間も時間だしな・・・。
俺は諦めて、行く当ても無く歩き続けた。
ドン
歩いていたら、誰かにぶつかった。
「あっ、わりぃ。」
と、せっかく謝ってやったのに、相手は・・・・
「なんじゃい。謝ってすんだら、警察要らんわっっ!!」
ぶつかった相手はどうやらヤンキーか、ヤクザ辺りだったらしく、切れてきた。
「あ〜痛い。骨折れたかもなこれ。」
嘘コケ。
「にいちゃん、怪我させたからには、お金払ってもらわんとなぁ・・・。」
うぜぇ、うぜぇ。
「はよ、だせやぁ!!」
「うぜぇ。」
「あぁん?なんだよ。やるんか?」
「こんな、細っこい腕で、俺らとやろうってのか?」
奴らの一人が俺の腕を掴んで笑った。
「っっ!!」
思いっきり、殴った。
奴らは5人ぐらいいた。
でも、関係なかった。
俺は無我夢中で暴れた。
しばらくして、奴らは叫びながら消えていった。
俺は、寝不足か疲労か、何だか分からないが体中の力が抜けてしゃがみこんだ。
日が昇り始めたのか空がうっすら明るかった。
「・・・龍崎・・・?」
聞き覚えのある声に呼ばれた。
振り向いたら神田がいた。
*続きます*
今日2話目投稿です!!
どうでしたか?なんか、もうっっ!!って感じですいません・・・。もしかしたら書き直すかもです・・・。
読んでいただきありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いします!
アドバイスなど、いただけたら光栄です。