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second story

「ぴーぷるうぉっちんぐ」と、意味不明なことを言った、校内三大美女奈緒。喫煙をするグレタ高校生馨。

「ぴーぷるうぉっちんぐ」の意味(?)が明らかになる第二話!!

「ぴーぷるうぉっちんぐ」


ーぴーぷるうぉっちんぐー


・・・・・・はぁ?人間見る?ふつー、うぉっちんぐぴーぷるだろ。


「人間観察してるんだ」


俺が、悶々と考えていたら、神田が口を開いた。


「・・・そんな課題あったか?」

「そーゆんじゃない。でも、楽しいよ。ほら、やってみなよ。」


なんだか、分からぬ間に俺は神田ワールドに連れ込まれていた。


「ほら、あのサラリーマン・・・悲しそう。きっと、リストラにあったんだよ。で、あのおばさんは、宝くじに当たったからあんなに買い物してるんだよ。・・・。」


こいつ・・・なんなんだ?

頭、イカレテるんじゃないか?

神田の隣には、学校特定の暗い赤色の学生かばんが置いてあり、本人は制服のまま。

その様子から、一度も家に帰らずにこんな馬鹿げた遊びをしていたようだ。


「・・・。龍崎はさ・・・、今、悲しいでしょ?悩んでるっていうオーラが出てるよ。」


気がつくと神田は俺のほうをじっと見ていた。


「私さ・・・人のオーラが見えるんだ。で、龍崎からは深い青と、灰色の混ざったようなマーブル模様・・・。はは、なんちゃって。信じた?でも、オーラは見えなくても、なんか感じるんだ。」


神田がなんやかんやと話している。

でも俺は、少し動揺していた。図星からだったからか・・・?、いや、俺は悩んでいないし悲しくも無い・・・はずだ。


「・・・聞いてる?ねぇ「馬鹿らしい。俺が悩んでいるって?悲しそうだって?そんな空想にふけってないで、さっさと帰れば?」


周りの人の視線が痛い。俺は以外にも叫んでいたらしい。


「・・あ〜・・・。ごめん。そうだよね。でも、そう見えたんだ・・・。・・・つーか、そんなに怒ること無いじゃん!!」


うわっ・・・逆切れしだしたし・・・。めんどくせ。


「はいはい。もういいよ。はよ帰り。」


「・・・・まだ、帰りたくない」


しぼんだ風船のような神田目には、なぜか涙が浮かんでいた。



                                               *つづく*

読んでいただき、ありがとーございましたぁ!!

まだまだ未熟な小説ですが、どぞ、これからも宜しくお願いします!

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