eighteenth story
・・・俺としたことが・・・。
神田に顔を見られてしまった。
あんな顔を。
もう、俺の人生終わったかもしれない。
キーンコーンカーンコーン・・・
神田が去ってから5分後、本鈴がなった。
その頃には顔の赤みもだいぶ治まってて、俺はぼ〜っと空を見ていた。
ココから見た空は、建物などのじゃまはなく、広く澄み渡っていた。
いつも見ている空なのに、神田が居たからだろうか?今日は、いつもよりきれいに見えて・・・。
その空は、俺と不釣合いな気がしてならなかった。
俺は、その場に居るのが嫌になった。
何だか胸を力いっぱい握られたような感覚がした。
俺は、そこから逃げるように学校から出た。
煙草をすおうとポケットに手を突っ込んでみたが、あるはずの物が無かった。
どうやら、家に置いてきたらしい。
しょうがなく家へと足を進めた。
ガチャ
家のドアを開ける。
家の中は、昼とは思えないほど静まり返っていた。
ふと、物音に気がついてリビングの方をのぞくと、あの人が俺の顔を見ていた。
「・・あなた・・・?もう帰って来ないでって言ったじゃないっ!」
「・・・は?」
あの人は、鬼のような顔だった。
気が、可笑しくなったんじゃないか?
俺をアイツと間違えるとか・・・。
あの人は、俺に怒鳴ってくることは一回も無かった。
小さい時だって、怒る時は人差し指を立てて丁寧に優しく怒ってくれていた。
『あの人が怒鳴っているのは、俺じゃない。』
そう、頭では分かっていたのに、俺の胸はさらに痛んだ。
怖かった。
あの人が、もう二度と・・昔のようにはならないような気がして・・。
覚悟はしている。
そう、思ってたはずなのに・・・。
何だか、気が可笑しくなりそうで、俺は煙草を取らず家を走って出た。
そのまま、何処に行くかも分からず走り続けた。
途中、通行人と肩がぶつかり、文句をつけてきた奴と喧嘩もした。
気づけば、もう朝だった。
周りには、今喧嘩した、不良共がうめき声を上げながら倒れていた。
俺は・・・イ カ レ タ ノ カ ?
頭に、それがリピートされる。
怖かった。
そして、何だか無性に、神田に会いたくなった。
俺の脚は、学校へと向かっていた。
*続きマス*
読んでいただき、ありがとうございました。
龍崎も、あの人も、壊れちゃいましたね・・・。
こんな龍崎いやぁぁ!!っていう方、いらしたらごめんなさい。次回はきっと、戻ります?
どぞ、楽しみにしててください!!




