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遥かな旅路、雲間の彼方  作者: 古代かなた
禁断のフルコース
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歩むひととせ - 秋祭

 作物の無事を感謝し、翌年の豊作を願う収穫祭は秋の風物詩だ。この地方においても、秋分の日をまたいで三日間、村を挙げて盛大な祭りが行われる。


「ぷっはーっ!! いやー、実に酒が美味いっ!!」

「飲み過ぎですよ、師匠。もうそれで五杯目じゃないですか……」

「固いこと言わないの。祭りは今日までなんだから、心ゆくまで楽しまなきゃ損ってもんでしょうが」

「まったく、もう……」


 けらけらと笑いながら、ジョッキを呷るレイリ。


「……ま、今日ぐらいはあんたも休みなさい。稽古が終わっても一人で素振りしてるの、気付いてないと思ってる?」

「し、知ってたんですか?」

「そういうクソ真面目なとこ、一体誰に似たんだか。たまには息抜きも覚えときなさい。今日のところは弟子の頑張りに免じて、あたしが奢ったげるからさ」

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