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やっと死ねたが…。
初投稿です。
ここはどこだ…。
あたりを見回しても白の光で覆われている。
体の感覚はない。
そうか俺はやっと死ねたのか。
あれは俺が23歳の頃、印刷会社で働いている最中に急に倒れて病院に運ばれた。
それからは、意識はあるが体を動かせないし喋ることさえもできなかった。
医者が言うには筋肉を動かす部分の脳に血の塊ができているらしい。
特別、大切な人もいないし、家族も全員あの世に行っていた俺はその生活に対し苦しみを感じていた…。
(やっと死ぬことができた。ところでここは死後の世界か?特に悪いこともしていないから天国に行けるかなぁ)
そんな呑気なことを考えてた俺の前に、突如女の人が現れた。
「あなたは今から私の世界『ラグニル』に行ってもらいます。」
目の前の女はそう言った。
(……へ?)
今後は不定期で投稿します。