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小説を書くときに使える難読漢字・表現 ー戦闘ー

作者: 夏野漣

今回は戦闘シーンで使える難読漢字・表現を記載しました。ぜひ役立ててください。

干戈かんかまじえる……戦争することです。「○○国と干戈を交えるのは、こちらとしても痛手でございます」といったように参謀キャラが呟くと、雰囲気が出ていいと思います。

例文:その国は周辺国と度々干戈を交えていた。

頻出度★☆☆


快刀乱麻かいとうらんまつ……込み入った出来事をテキパキと片づけることです。戦闘シーン以外にも、推理シーンや科学者の研究シーンなど、頭脳明晰なキャラが事件を解決する時にも使われます。

例文:戦場に出るなり、快刀乱麻を断つが如く戦況を塗り替えた。

頻出度★☆☆


鎧袖一触がいしゅういっせん……簡単に敵を倒すことです。鎧が触れただけで敵を吹き飛ばすことから由来します。

例文:鎧袖一触、あっさりと敵を倒してしまった。

頻出度★☆☆


騎虎きこいきおい……勢いがついたものは途中で止まることができないことです。虎に乗った者は、降りると虎に食べられてしまうことから由来しました。

例文:騎虎の勢いで都に攻め込んだ。

頻出度★☆☆


乾坤一擲けんこんいってき……運命をかけて大勝負をすることです。「乾坤」は天と地、「一擲」は一度に全てを投げることです。そこから「サイコロを振って天が出るか地が出るかを競う」という意味で「乾坤一擲」が使われるようになりました。

例文:乾坤一擲の大勝負を覚悟した。

頻出度★☆☆


趨勢すうせい……ある方向へ向かう勢い、全体の流れを意味します。意外と戦闘や勝負どころでよく使われる漢字です。

例文:ここに来て趨勢が逆転した。

頻出度★★☆


匹儔ひっちゅう……匹敵することです。

例文:彼の戦闘力は匹儔を見ない。

頻出度★☆☆


絨毯爆撃じゅうたんばくげき……隙間なく一面を爆撃することです。絨毯を敷き詰めるように隙間なく攻撃することからこの字になりました。

例文:空から一斉に絨毯爆撃が始まった。

頻出度★☆☆


緒戦しょせん……始まったばかりの戦いのことです。

例文:緒戦は我々が優勢だ。

頻出度★★☆


百花繚乱ひゃっかりょうらん……花が咲きほこることです。戦闘関係ないのではと思われた方もいらっしゃると思いますが、戦闘シーンでたまに見かけます。具体的には、火花や炎、戦いの仕草を形容する時に使います。

例文:舞い散る火花は百花繚乱の如く。

頻出度★☆☆


怒涛どとう……激しい勢いで押し寄せる様子です。激しく押し寄せる大波のことも表し、波のように押し寄せる様からこのような意味ができたのだと思います。

例文:北から大群が怒涛の如く押し寄せる。

頻出度★★★


麾下きか……ある人の指揮下にあることです。

例文:優秀な兵を麾下に集めることができた。

頻出度★☆☆


帰趨きすう……行きつくところという意味です。「勝敗の帰趨」といったように使われます。

例文:勝敗の帰趨はまだついていない。

頻出度★☆☆


く……矢や刀を腰につけることです。侍や武士がそうしてますよね。

例文:彼は腰に佩いた剣を抜いた。

頻出度★☆☆


大局たいきょくる……物事の全体的な成り行きを見ることです。

例文:王都での反乱は大局から見ると第二義的な問題である。

頻出度★★☆


錚々《そうそう》……多くのものの中で特に優れていることです。「錚々たる面々」という形でよく見ますね。

例文:会議に集まったのは錚々たる面々だった。

頻出度★☆☆ 


遊刃ゆうじん余地よちあり……物事を余裕をもって対処できることです。刃を遊ばせる余裕があるってことですね。

例文:彼には遊刃の余地があった。

頻出度★☆☆


最後まで読んでいただきありがとうございます。次回の投稿は明日の18時頃を予定しております。ぜひご覧になって下さい。

次回も戦闘にまつわる難読漢字、表現を記載していこうと思います。

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