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最弱少年の異世界放浪記  作者: ソラ
異世界転移編
6/7

世界の真実

あれから1週間たった。

今日は軍師の勉強が休みなので、俺は図書館に来ていた。

「今日は迷宮についてしらべてみるか・・・」

「あの、すいません~」

「はい、なんでし・・・ひっ!」

場所がわからなかったので、始めてきたときに会った受付の方に場所を聞こうとして声をかけたが、なぜか逃げられてしまった。

他の受付の人から場所を聞けたので向かった。


「これとか分かりやすそうだな・・・」


『迷宮についてー初心者編ー』

・迷宮とはクロード大陸にのみ存在する。

・最下層の奥には転移門や宝が眠っている。

・難易度の高い迷宮は敵もつよくなり、罠もおおくなる。

・最下層には守護神ガーディアンと呼ばれる魔物が存在する。

・魔王を封印した迷宮があると言われている。


「魔王か・・・」

「他に迷宮についての本ないかな~と」

俺はどんどん奥に進んで行った。

すると、鉄格子が設けられているところに着いてしまった。

「ここから先は禁書などだから、見なくてもいいか」

「机の上に本が・・・」

俺は戻ろうとしたら、視界に本が入ったのだ。


『魔王と勇者の真相』

数十年前に魔王は転移門を開発した。

しかし、それを悪用してたくさんの罪をおかしていた。

そして、それを見かねた勇者が魔王を倒しにいった。

死闘の末、勇者は魔王を封印したとされている。

しかし、それは真実でない!


「・・・え?真実じゃないのか?」

思わず声が出てしまった・・・


真実は魔王が発明した転移門などを占領するために、

勇者は魔王を倒し、勇者が魔王をかたり、悪さをし、

ニセ勇者が魔王をたおしたことにして、

勇者は富と名声を手に入れてしまっている。

本当の意味でこの世界を救うためには、

勇者から富と名声をうばわなければならないのである。

※この事は信用できないものには口外しないこと。


「・・・」

俺はなにも言わずに、本をそっと閉じて机に戻した。

他の本を読む気にはなれなかったので、帰ることにした。


宿舎についた俺は誰にも見つからないように部屋へ戻ることにした。

「誰も信用できないってことかよ・・・」

「特に魔王を倒して、転移門を探せとか言ってるここの連中は絶対にダメだろ・・・」

「けど、あの本にしか書かれてなかったからな、鵜呑みにしていいものか・・・」

俺はどうするか、しばらく悩んでいた。


思考に耽っているとドアがノックされた。

「私だ。ディーだ」

「・・・はい、どうぞ」

「失礼する」

「いま、お茶を淹れるんで少し待っててください」

「ああ、ありがとう」

「それにしても今日はどうしたんですか?」

「その、君の仲間が迷宮を突破したらしい」

「残念ながら、転移門は見つからなかったようだがな」

「・・・そうですか」

「だが、高難易度の迷宮を攻略するとなれば必ず君の力が必要となる筈だ」

「・・・・・・」

「君はこの1週間すさまじい速度で軍師殿から色々なことを吸収していると聞いている」

「ステータスで知力を確認してみてはどうかな?」

「・・・はい」

しかし、色々な特訓をしたはずなのにステータスは知力以外ほとんど変わっていなかった。

知力はなんと920になっていた。

「・・・まさか900を越えているとはな」

「すごいんですか?」

「ああ、並大抵の人ならどんなに努力しても900に届かないくらいだからな」

「900を越えるのはすごいことだぞ‼」

ディーさんは自分のことのように喜び誉めてくれました。

「・・・ありがとうございます。950とかってたどり着けるんですか?」

「君なら可能のはずだよ!」

「・・・そうですか」

その後、しばらくディーさんと話をした。

「では、私はそろそろ失礼する」

「楽しかったです。ありがとうございます。」

「こちらこそ、楽しかったよ」

ディーさんは、笑って出ていきました。

笑顔を見て、俺はドキッとしましたが気づいたときにはディーさんはいなくなっていました。


ディーさんとの話が終わった俺は1つの覚悟ができていました。

「あの本の内容を鵜呑みにすることはできない」

「かといって、無視することもできない」

「他の街、国、大陸に行って正しいことがなんなのか知りたい!」



最後までお読みいただきありがとうございます。


次回、やっと旅立ちます・・・長かったな~

本当は軍師のところも書こうか悩みましたが

とりあえず、飛ばすことにしました。

また機会があれば書こうと思います。


しばらく不定期更新ですので、

気に入っていただけましたら、ブックマークをオススメします。

他にもご感想・ご質問・ご意見お待ちしております。


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