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数秒間の沈黙。


「わかりました。予定説や宿命論などというものは信じるつもりなどありませんでしたが、これも神が決めた運命として従いましょう」

 彼女も決意したようです。

 ニコラはその言葉を二人に訳します。

 それを聞いた二人は納得したように頷き

「それじゃぁ二人によろしく言っておいてくれ。マルティンがここに迎えに来るから」

 そう言いました。

 ニコラがその言葉を訳したのを見ると、愛嬌が彼女の顔に手を伸ばします。

 恐怖感はありますが、二度目ですから、別のことを考える余裕ができました。


 目の前の彼が話したとおり、怖い顔の彼と隣の表現がしようがない男が今回の事件の主犯なんだろう。そして、シスターニコラが述べたように、理由は彼女に有った。

 それはどちらが悪いのか。

 人を殺す毒薬と、人を殺そうとした女。

 人殺しを雇った女と人殺し

 強いて言うなら、どちらも悪い。それしか言いようがない。

 けれど

 

 眠気でまとまらない思考をに任せて、様々なことを考えましたが、結局彼女が見た夢の中では結論が出ませんでした。

 夢とは大体そういうものです。

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