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第五閃:そしてズィン村へ向かうこと

 俺は真田虎徹みずからの孫の子に転生してロボットごと異世界に転移した自宅警備員だ。

些細なトラブルから引きこもりになり立ち向かうだけが、解ではない他に居場所があると言われトラブルから目を反らし続け惨めな最後迎えた記憶を持ちながら同じ誤った人生をリトライ中だ。

そんな俺が何の因果か異世界転移で途方に暮れていたが、気の良い三人組と知り合えたのだが、少々苦手な人種だいわゆる陽キャって奴なのだろう。

 それでも行く当ての無い俺を保護してくれたのだから感謝はした方がいいのかも……

だが彼等に同行するのは思った以上に大変だロボットは村でも騒ぎになっているらしく偽装して置いていき移動は歩きなのだが俺の体力が限界だ。

 荷物はコクピットの内に持ち込んでいた鞄と彼等に護身用に持たされたロングナイフだけだの身軽なモノだが足取りは重い。

 特別な理由はない単純に体力が無いのだが、リック達はありすぎだろう装備に加えてそれなりに道具も持ち込んでいるのに息も切らさずにいる。


「大丈夫コテツ?少し休む……顔色なんかそのヤバいけど」


 エレナに声をかけられる自分で思っている以上にヤバい顔をしているらしい先頭を行くリックも水筒を投げてくれるが

しかし受け取る事も出来ない俺は顔面にヒットすれば場に笑いが起こる何が面白いのか不快感を募らせていると案の定ゴブリンの群れと遭遇してしまう。

 この世界に来たばかりの時襲われた恐怖が蘇れり足がすくむ腰からロングナイフを抜くもゴブリンは気にも止めず斬りかかるも俺は動くことも出来ない。

俺のナイフなど脅威にもならないのだろうナイフのように加工された石が迫るも動く事すら出来ない

が悲鳴を上げたのはゴブリン

リックの剣が襲い来る腕を飛ばす周りに居るゴブリンもエレナ、シズクが討伐していく彼等は駆け出し冒険者と聞いていたが驚きを禁じ得ない。

 瞬く間に包囲していたゴブリンの群れは血の海に沈んでいた事から彼等との出会いは幸運だったのだろう。

 駆け出し冒険者でこれ程なら上位の者はいかほどだろう倒したゴブリンの所持品を集め初めるリック達を手伝う


「おっサンキューな。そうだコテツが回収した物は、やるよ売ればいくらかには、なるだろうし異世界?から来て無一文なんだろ」


「ちょっとリック……ゴメンね。コイツは、本当にバカだから気にしないで」


 回収物の譲渡してくれるのは本当にありがたい実際に身一つプラスロボットで、燃料補給もままならない状況でありがたいのだが

リックの半笑いから異世界転移と言うのは信じてはもらえてはいないらしい怒っても仕方が無いし返り討ちに合うだろうと

屈託のない笑顔で礼を言い鞄に拾った物を入れ方に背負うと不審な視線を向けるシズクと目が合うも直ぐに目を反らされる……やはり何か警戒されているらしい。


 何度かの戦闘こそあれ昼過ぎにはズィン村を視認する事ができ上がる息をこらえなが村を目指すも茂みから小さな影が飛び出し咄嗟にロングナイフを抜き息を殺して斜めに構える。

 多少は慣れてはきたイヤ死にたくだけかも知れない腰も引けていて情けなく突き出すように構えそなえるも、飛び出してきたのは8歳前後の少女だったことに安堵すると共に警戒を解くが、異世界だと言うことを頭耳と尻から生えた尻尾に再認識させられることになる。

 元来オタク気質の強い俺は見事に鼻の下が伸びる少女というか幼女だが、リック達は違った警戒度をマックスにし身構え臨戦態勢に入っている。

どう見ても普通の子供に見える普通の子供に獣耳は無いだろうが、そこは異世界と言う事でありだろう質素で女の子らしい装いで持っているのも大き目のバケットぐらい

彼等は何を警戒しているのかが理解できずに交互に両者に目をやることしか出来ない。


「まさか目撃情報は有ったけど本当に獣人がいる……とはな……援護任せられるか」


「それは大丈夫だけど今は、コテツもいるのよ?どうするの」


「……そのどっどうしたの二人とも?こっこども相手に」


 状況が把握できずにオロオロするだけ俺と臨戦態勢に入った二人そこにシズクが何かを察知して静かな声で伝える何かが接近してきていると、その報告に緊張が更に走る。



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