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63話 13歳 5月1日 ゾンビの強化、セレナさんの授業

皆さん感想ありがとうございます。


逐一返してるんですが、ちょっとサブタイと物語の説明をいじってとありましたので、ちょっとずついじっていきます。


過去話を読みたい人用になるんでしょうか。


まあ、簡単なものになりますので、分かりにくかったりしたらごめんなさいね。

 6番棟0901号室からおはようございます。今日は5月の1日ですよ。どうも、ヘルマンです。やってきましたのは幽明派の授業。今日はゾンビの強化をやります。実質寿命延長ですね。寿命のないスケルトンの方が優秀な様に思えるんですが、きっとゾンビにも使いどころがあるんだろう。幽明派に入らないと解らないとは思いますが。便利な動力としてのスケルトンがいればいいと思うんですよね。黎明派の僕としては。なのでさっさとスケルトンの授業になって欲しいんですが。…腐肉をどう処理するかが問題なんよな。スケルトンだもん。肉は要らないの。


 でも、今の所、授業の満足度としては幽明派が一番だったりします。前回の先生がよかったですよね。実に丁寧で解りやすい説明でした。ロリ声だったのが全然気にならないぐらい理論派のいい先生でしたよ。一応退出時に先生を見たが、多分ハーフリングだった。小さい人間とハーフリングは見分けが付かないので多分です。稀にいるんですよ。ハーフリングみたいな人間が。…寿命は人間と同じなので解りますがね。若い人間かハーフリングのどちらか。まあ、解りやすいならどっちでもいいですが。


『さて、幽明派の授業を始めるよ。まずはゾンビを出して、錬金陣の上に寝かせな。その上にゾンビと同じ素体の死体を乗せる。死体には魔鉄が入っているように。それは前の授業と同じだよ。ここまではいいかい?』


 やはり魔鉄は必要なんですね。先に解体に行かずにこっちに来て正解でしたね。…スケルトンの時も同じでしょうから、ゴブリンの死体は解体せずに何体か持っておきましょう。一応ガミラクラブの死体も。


『置いたかい? そしたら上の死体にパーッと魔力を流してゾンビにバッと魔力を押し込む。そうすればゾンビの方がビャーっとなるからそれをグッと押さえつけてゾンビの強化は終わりだ。ここまで出来たら今日は帰っていいよ。出来たら死体が無くなるから解ると思うし、ゾンビも前より綺麗になる。変化があるから解りやすいだろう。解らなければ助手に声を掛ける様に。』


 さて、来たか感覚派の錬金術師が。でもなんとなく解れば何とでもなるのが錬金術。さてさて、適宜自分の中で補足しながら作業をしましょうかね。とりあえず死体にパーッと魔力を流すんだろ。まあ全体に行き渡らせて、特に魔鉄あたりにしっかりと流し込んでおけばいいだろう。それをゾンビにバッと押し込めばいいんだろ? とりあえず、行き渡らせた魔力を引っ張り出して下の死体に流し込む。…この時点で上のゴブリンの死体が崩れて無くなりました。まずは成功といったところでしょう。流し込んだらビャーっとなる、…うん過剰に再生しようとしてますね。それをグッと押さえつける、元の形に押し込めばいい訳ですね。ここで魔力操作を鈍らせると失敗しそうですね。なので一気にグッと流し込むのを強めます。…これで落ち着きました。多分大丈夫だと思います。助手さんに聞いてみましょう。


「すみません。多分終わったと思うんですけど、どうでしょう。」


「ん? うーん、問題なく終わってるかな。変に肉が出ているところもないし、再生もしている。問題ないね。今日の授業は帰っていいよ。」


「ありがとうございます。では失礼します。」


 今回の授業は短かったな。作るときはそれなりに時間が掛かったが、強化はあっという間だったな。しかも材料も何も要らないというのは利点なのかもしれない。…ゾンビ自体を余り使いたくは無いんだけど。さて、今日の予定は後黎明派の授業を受けて終わりですね。…こっちはこっちで退屈な授業になりそうな感じがびんびんなんですが。魔力茸も要らないとなると食器なんかの複雑構造物も粘土細工よろしく作っては壊し、作っては壊しなんだろうな。さて、今日の暇つぶしはどうしよう。


 5番棟の0501号室に来ております。また土がこんもりと盛られています。さあどうしようかな。何を作ろうかな。…まあ暇つぶしになっちゃいますが。…魔力茸を使って持って行ってもいいんだろうか? 使い方は解らんけど、魔杖で錬金陣を書いて魔力茸の魔力を纏わせればいいんじゃないか? どうなんだろう。細かいことまではやってみないと解らない。時間になって先生も入ってきたようだし、何を作ろう。


『じゃあ授業を始めるわよー。今日はなるべく細かいものを作ってみましょうねー。パッと作ってバシャっと壊して色々作りましょうねー。』


 まさかのセレナさんが先生ですか。まあ、これは感覚派の人でも大丈夫な授業です。…致命的な授業もあるかもしれないですね。特に造命派なんかは感覚派はいないようなイメージです。一番魔力操作を必要としそうですし、馬車用ゴーレムとかも作るもんね。それを感覚でやられたら堪らない。帰る自信があるからな。しっかりと教えて貰わないと流石に無理と思うんですよ。


『作った物を持って帰りたい人は魔力茸を使ってちゃんと固めて持って帰ること。ポイっとやってギュってして固めて頂戴。』


 …まあ、持って帰るものを作ってもいいみたいですし、何か作りましょうか。…自分専用の石臼を作って帰りましょう。石臼の構造は把握しておりますし、粉砕機付きの奴もちゃんと見せて貰ってます。粉砕機付きの石臼、まあ人力用でいいでしょう。ゾンビに回して貰ってもいいでしょうが、腐肉が混じらないですかね? そんな訳で粉砕機付きの石臼を作りましょう。材料は目の前の土。形は魔力操作でさささっと作ります。…一応、固める前に動作確認だけしときましょう。…問題無いですね。それでは魔杖で錬金陣を描きまして魔力茸を10本ぽいぽい。足りないよりはいいだろう。錬金陣に触れると魔力が気化したのでそれをギュっと固めまして終了でございます。もう一度、動作確認を。…問題無いですね。さて、これを『エクステンドスペース』に仕舞いまして、他は何を作ろうかな。


 3時間土遊びをしまして、…まあ3時間も魔力が持たないから休み休みやりましたがね。そんな訳で寮に帰ってきました。石臼を何処に置きましょうか。…無駄に広いけど、あんまり遠いとこも嫌だよなあ。でもゾンビ君に使ってもらう予定だし、少し遠い方がいいか。ゾンビ君が回るスペースを確保しないといけないし。ここにしよう。さて、何を粉にしてもらいましょうかね。…特に粉にしてほしいものが無いんだよなあ。香辛料を粉にしてもらうか? …ちょっと混ざっちゃうけど、まあいいか。とりあえず香辛料を粉にしてもらおう。『エクステンドスペース』からゾンビ君を召喚いたしまして、…なんて命令すれば上手くいく? ”持ち手を持ち、斜め右に前進”…おーおー回った回った。さて料理で使いたい香辛料をポンポンと入れて、保存瓶を置いて放置。さて、早いけどご飯を食べに行きましょうか。ここの料理人もなあ購買で売っている香辛料とかを粉にして使ってくれると他にも何品かできると思うのにな。勿体ないよな。

面白かった面白くなかったどちらでも構いません。

評価の方を入れていただけると幸いです。

出来れば感想なんかで指摘もいただけると、

素人読み専の私も文章に反映できると思います。

…多分。

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― 新着の感想 ―
[一言] アルビノを読んで、こちらを知り、読み始めて今ここです。 前説?で一言。 大変ありがたいです。 サブタイトルで読み返したい時の参考になる事がよくあります。作者様は大変頭を捻って考えるので大変…
[一言] 主人公のお部屋に初入室したのは友人でも恋人でもなくゾンビくんで草 まあちゃんと授業の成果を有効活用できてる証拠ですね、ヨシッ!
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