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【書籍化】転生少年の錬金術師道  作者: ルケア
錬金学術院編

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50話 13歳 2月11日 ゼミの日、報奨金が出ました、種油、お茶請けペペロンチーノ

 自分の寮の部屋からおはようございます。今日は2月11日ですよ。どうも、ヘルマンです。今日は豊穣会のゼミの日です。ゼミは楽しみなんですよ。料理も2品ほど作ったんですよ。ペペロンチーノとパンケーキです。…砂糖も高いんだけどあったからね。ペペロンチーノはこの前と作り方は一緒。変わったのは僕の技術だけ。麺が細くなりましたよ。魔杖ができてから捏ねるのも生地を伸ばすのも魔力操作で簡単にやってしまっているが。麺を伸ばすのを簡単にできないかなーっと思って魔力操作でやってしまっています。おかげで薄く四角にできるから長さも均一になっていいことづくめ。切る方は単純に自分の技術が上達した。料理人じゃなくて錬金術師なんだけどなあ。


 パンケーキも面倒な部分は魔力操作でやっちゃってます。卵の黄身と白身を分けるのも魔力操作でささっとできちゃう。楽ちん! んで白身に砂糖を入れて魔力操作ミキサーで混ぜ混ぜ。とろっとろに混ざったら水と黄身を投入。全体が黄色くなるまで魔力操作ミキサーで混ぜ混ぜ、魔力操作マジ便利。錬金術の前に魔杖使っちゃってるけど、まあいいんじゃない。で、そこに麦粉をドン。しっかり混ぜてこれで生地ができました。その後はオークの肉の油を敷いて両面を焼いたら完成。


 高いんだよね、質のいい油。貴族が髪の毛に塗りたくるのでテカテカなんですよ。ロングの人は大変なんだ。くっつかない様に櫛で解かないといけないから。しかも何故かショートの貴族は後ろ指を指されるんだと。平民落ちしてもそう。本当に貴族って大変。だから僕はオーク肉を焼いて、その油でパンケーキを焼いたわけだ。食料品の所には基本油はお肉にくっついているものだけ。後はその油を一回溶かして布で濾したものを化粧品というか生活雑貨の方にしか置いてない。多分殆どオーク油だと思うんだけど、常温だと若干固形よ? それを香草なんかも混ぜてあるんだろうね。それが売っている。男は別にしなくてもいいんだよ。女だけ。お金が掛かっているんですよ、女の人って。


 香辛料も年中採れる様にしているんだから、多分香草も同じ分類で年中とれるようにしているんじゃないかな。それとオーク油の生成物って言えばいいのかな、それを使って髪油を作っている。メラニーさんとかもテカテカだったよ。ブルースさん達男の人は付けている人がいなかった。…1人鱗竜人の人だけスキンヘッドでテカテカだったが、剃ってると思われる。髭剃りなんて無いから剃刀でやってるんだろうな。姿見も持ってない僕には無理だし、スキンにはしたくないのでいいんだけど。姿見も女性は持っているんだろうな。それも錬金術で作れるんだろうか。錬金術大辞典には載っていなかったんだよね。鍛冶屋なのかなあ。それも高そうだよなあ。


 まあ、そんな事はともかく、5番棟0304号室にやってきております。毎回ここなのかな? 被るときがあるだろうから毎回こことは行かないのかもしれないが。とりあえず20分前に着いて待っている。でもすでに僕以外に8人待っているんだよな。男性は全員集合している。後は女性組。獣人組3人が待っている。他の人たちは時間が掛かる人なのかもしれない。…セレナさんはのんびりしてそうだからいつもギリギリなんじゃないだろうか。後は女性には3人平民落ちした貴族の人がいる。髪がテカテカだから解りやすいんだよね。メラニーさんもテカテカだ。ハーフリングの人もめっさ髪が長い人がいるが、テカってないから平民のはず。でも髪を折り返して編んでいるのに地面に届きそうって何でそんなに伸ばしてるんだよって思うが、それがいいんだろう。他の平民組はミドルかショートなんだけどなあ。


 後はなんか獣人組の3人から匂いを嗅がれるんだけど、匂いで識別するタイプでは無いと思いたいね。…まあたぶんペペロンチーノの匂いが染み付いているんだろうけど。…そんな事を考えていると時間ギリギリに全員揃った。ブルースさんが時間だな。と言いつつ、話し始める。


「さて、今月の豊穣会の報告会を始めるか。まずは、前回の最後の粉ひき所の件だ。あれから総務部に報告書を提出した、そうしたら早くも報告結果が出た。大魔金貨50枚の報奨金が出た。」


「「「「「「おおー。」」」」」」


「豊穣会の会則に則って、半分をヘルマン君に、もう半分を豊穣会の活動資金に充てるが異議はあるか?」


「「「「「「異議なし。」」」」」」


「では、ヘルマン君、これは君の物だ。大魔金貨25枚だ。受け取りたまえ。」


「は、はい。ありがとうございます。」


「では、粉ひき所の件はこれで終わりだ。他に報告があるものはいるか?」


「では、俺から幾つか報告がある。粉ひき所にも関係してくる話だ。―――では、始める。粉ひき所を使って麦を粉にできたから、他にも粉にできるものがあるかと思って色々と粉にしてみた。特に今まで使いにくかった香草や香辛料の類だな。市中の料理店に試供品として使い心地を試させている。料理の才能がある奴がちゃんと使えば美味くなるんじゃないかと思ってな。ブルースも言ったろう? 量を弁えれば美味いものになるんじゃないかとな。」


「確かに言った覚えがあるな。少量ならと。」


「ああ、だから粉にしてみたんだ。粉にすれば少量で使いやすくなる。少量なら美味いもんができても不思議じゃないと思ったからな。要は今までの使い方、大量にぶっこむのを止めりゃあ普及するんじゃないかと思ったわけだ。…その辺の発想はヘルマンから貰ったものだがな。食い物と見れば辛すぎたり痛かったりしてもほんの少量なら食えたもんになるんじゃないかと思ってな。結果としては上々だった。特に肉や魚といった物によく合うとの結果だ。後は酒が進むとの報告があったな。今はそんだけだが、今まで生産を絞っていた香草や香辛料も粉ひき所と一緒に広めても良いかもしれねえ。」


「成る程、粉ひき所からの発想だと言うことか。麦以外にも使える様にする必要があるんじゃないのか?」


「ああ、実や葉、種を粉にする前に砕かにゃならん。だから砕く物も作ってみた。これが報告書だ。ある程度まで細かくなりゃあいいからって発想で作ってある。動力も同じようにアンデッドの動力で動くくらいの設計にした。こいつも広めてもいいんじゃないかと思う。粉ひき所の動力とつなげて運用すれば使いやすいだろう。」


「…成る程、石臼の上にこれを設置するだけでいいんだな。解った。改良案として提出してくれ。」


「ああ、総務部に出しておく。…後は色々と粉にしたって言ったろ? 前に苦いだけで美味くもなかった実の種があったんだが、それを粉にしたら油になった。」


「「「は?」」」


「いや、俺もよく解らんのだが、ともかく粉ひき所で粉にしてみようと砕いた後粉にしてみたら油になったんだ。粘りもあるし、水に混ざらずに浮いたし、火も着いた。だから油で間違っていないはずだ。一応現物も持ってきてある。濾してないから殻が浮いているが、確かに油だと思うんだよ。」


 油に詳しいであろう元貴族の3人が手にしている。手に少し掬うと伸ばしたり匂いを嗅いだり色々としている。だんだんと興奮しているように見えるんだけど、大丈夫かな。植物油って見つかってなかったんだね。確かに圧力をかけて磨り潰す訳だから確かに油も絞れても不思議じゃ無いよな。…効率は悪いんだろうけど、沢山種が取れるんならそれで十分なんじゃないかな。


「確かに油ね。オーク油よりもやわらかくてさらさらしてるわね。」


「それに匂いも香草を使っていないのに癖が無くて使いやすそうよね。」


「常温で液体なのがいいですね。オーク油は若干固体に近い液体だし、これで髪を整えれば楽そうよね。」


 三者三様の感想だが、比較的感触は良さそう。若干興奮しているところを見ると、朝のケアの手間のことを考えているんだろうな。皆ロングだしテカテカだし、大変なんだろうな。雑貨品のところで見たオーク油はクリーム状だったからなあ。塗るのも大変そう。ただ問題は。


「それで、その種は量産できるものなのか。」


「ああ、それは問題ない。すでに年中とれる改良は済ませてるし、実も沢山なるからな。…問題は実は油にならなかった事だな。種しか油にならねえ。実に使い道はなさそうなのが何ともなあ。」


「そう。それなら量産を進めましょう。これは貴族の女性には爆発的な人気になります!」


「エレーナの言う通りね。貴族女性ならば何としてでも手に入れたがると思うわ。新しいものというのも良いし、質のいい油になりそうだもの。」


「メラニーさん宣伝は後にしましょう。まずは数の確保です。2,3年秘密にして種だけでも増やさないと、絶対に足りません。」


「…そうね、マヌエラ。ケビン、村3つ位動かさないと足りないと思いなさい。」


「お、おう。正直ここまでの事態になるとは思っても無かったからな。…村3つ分だと3年は欲しい。種ができるまでに2か月は掛かるんだ。そこから増やすんだ、3年は待ってくれ。」


「これは王領の村でやるのか?」


「いや、オーモンド領の村を使う。流石に王領でやらせるわけにはいかんな。領の儲け話は開発者の方に権利があったよな。」


「そう言えばそうだったわね。…暫くはオーモンド領で独占、その数年後に他領でも作っていくことになるでしょうね。こういうことは貴族の女性の動きを甘く見ない方が良いわよ。絶対にここでの話は漏らさないと誓うけど、作物の盗難までは防ぎきれないわよ。独占したければ隠し通しなさいな。…できれば先に融通してほしいくらいだけどね。豊穣会の好として。」


「その位はやってやるさ。極秘裏に育てて油の実験もやらにゃいかんのだ。実験用を回すので勘弁してくれ。」


「領地持ちは豊穣会はオーモンド家だけだから戦争にならなくていいわね。」


「物騒なことをいうもんじゃねえ。…急いで兄貴に連絡を取らないとな。恐らく、次回、次々回の豊穣会は出席できん。村の選定となんだかんだと2か月は空けることになるだろうからな。上手く行きゃあ次々回には間に合うかもしれんがな。」


「そうなると、今オークの討伐に褒賞を掛けている家は辞めるでしょうね。…これからはオークの討伐報酬も下がるでしょうから、何か良い使い道は無いかしらね。」


「それはまた他の領が考えることだろう。豊穣会でオーク油に手を付けていた貴族家の出の者は俺以外に居たか? 家は種油に切り替えるから得をする話でしかないが。」


「…いないな。ならば特段のケアを考える必要もあるまい。ケビン、粉ひき所の改良案はちゃんと出してから行ってくれよ。一応出所が後先するのは面倒だからな。届け出てくれれば、先に領内に広げてもヘルマン君も文句はないだろう?」


「は? 僕ですか? …色々な食文化が広まってくれるなら、幾らでも広げてくれて構わないです。」


「そうか、じゃあそっちも広げてくるわ。錬金術ギルドに現物1つと領都に3か所程作れば、後は家のギルド員が広めてくれんだろ。」


「そろそろ、お茶にしましょうかー。話はひと段落着いたでしょー。」


「む、そうだな。任せる。」


「あ、僕お茶菓子作って来たので味を見て貰っても良いですか?」


「…ヘルマン君が作ったのか? 確か料理の才能は持っていないはずだろう?」


「持っていなくてもできるくらいには簡単なものです。今出しますので。…お茶会がどんなものか知らないので口に合うかどうか解りませんけど。」


 そう言う訳で、ペペロンチーノとパンケーキを出す。…ペペロンチーノはお茶菓子にはどうなんだとは思うけどね。貴族のお茶会は知らないのでその辺は他の人が判断してくれるだろう。


「あー、これの匂いだったのか。ヘルマンからずっと良い匂いがしてたから何の匂いか気にはなってたんだ。」


「あ、やっぱり? 辛い匂いと甘い匂いがしてたよね。何かの香りかと思ってたんだよ。」


「特にこちらの細い方の匂いがよくしてましたね。辛い匂いですが、嫌な匂いではないです。」


 やっぱり獣人の3人は気が付いていたか。他の人たちは知らないが、獣人3人は明らかに気が付いていたからな。…ニンニク入ってるけど、良い匂いって言ってるし大丈夫だろう。


 取り皿も15枚、自分の分も出して分けて渡す。フォークは皆持っているみたいだから配らなくても大丈夫だな。さて、味見をしたときは結構美味しかったと思うんだけど、どうかな?


「ふむ。不思議な形をしているな。初めて見るものだが、こっちの平たいのは少し甘い匂いがするな。女性のお茶会ではこういった物が出るんじゃないのか?」


「…砂糖菓子にはもう飽きたわよ。基本自分の家から下げ渡された物よ。だからこんな食べ物は見たことないわね。基本砂糖を固めた物が多いわよ。見栄えが良いから。」


「そうよね。家もそうだわ。砂糖細工はお茶会ではよく出るけれど、…これはパンかしら?」


「では、一口…これはいいわね。ほのかに甘いくらいで。このくらいで砂糖は丁度いいわね。お茶会で出るのは砂糖の塊だもの。只々甘いだけよ。…好きな子も多いけど、私はこれくらいの甘さで十分だわ。」


「そうね、しっとりとしていて良いわね。」


「パンよりもやわらかいのが良いわね。…そう言えば、最近の食堂のパンもやわらかくなりましたよね?」


「そうなのか? 気が付いていなかったな。」


「エレーナさん、そうですよね。最近のパンは少しやわらかいんですよ。」


「あら、デボラも気が付いていたのね。そうなのよ、麦粉が作りやすくなったおかげなのかと思っていたのよ。」


 わいわい言いながら皆に食べて貰えているのを見るにお茶請けとしては成功だろう。ペペロンチーノは男性に、パンケーキは女性に受けがよさそうだが。それにパンがやわらかくなったのに気が付いてくれたみたいだ。普及して良かった良かった。さて、お茶を飲みながらペペロンチーノを食っているが、ちゃんとなってくれて良かったよ。始めのうちは魔力操作でできると知らずに保存瓶で伸ばしていたからなあ。魔杖のおかげだね。


「しかし、料理の才能無しでここまでの物を作れるものなのか? 私は基本的に野営での麦粥位しか作らんぞ?」


「さあ、作れるならいいんじゃない? これ美味しいわよねー。」


「この細いのは初めて見たが、これはどうやって作ったんだ? こんな細い物は見たことないんだが?」


「あ、それは麦粉を使っています。」


「麦粉でこれができるのか…。これも一緒に流行らせるか?」


「良いんじゃないか? 麦粉をいきなり使えと言っても料理の才能を持っている奴らしかまともに使えんぞ。それもパンになるのが良い方だろう。」


「一応、レシピは書いてあるので、流行らせるなら持って行ってください。あ、写しなのでお構いなく。」


「そうか、それじゃあ有り難く貰ってくぜ。…写しはこの王都にも何枚か用意してもらうか。錬金術ギルドに頼めば大丈夫だろう。」


「恐らく行政区に持っていくだろうが、まあ問題あるまい。」


 レシピを書いてきて良かった。一応、絵も描いたんだよね。解りやすくと思って。…でも色々と勘違いしてくれる方が良いんだよな。勘違いで色々な料理ができる方が面白いから。…それに3年後位にはオークの油が安くなるのか。料理を作るものとしては有り難いな。揚げ物も普及できそうだし。…オークを狩っていた冒険者諸君にはごめんと言わないといけないかもしれないが、中銀貨5枚より下がることはあるまい。


「しかし、ケビンの作った作物を粉にしようとしただけで色々起こるもんだな。俺のもやってみるか。」


「私も粉にしてみたが、報告できるほどでは無かったな。…市中にばら撒くというアイディアはこちらも試してみよう。料理の才能もちが何かしら使うだろう。」


「ブルース、渡すんなら現物も一緒に渡せよ。でないとこれっきりになっちまうからな。」


「…確かにな。そうしてみよう。粉ひき所もそのうち王都にもできるから供給は問題ないだろうしな。」


「おう、幾ら香草や香辛料が高いったって、粉にしたらそれほどでもないんだからな。…貴族の料理みたいにはならんだろ。平民には見栄は無いんだからな。俺も粉を配った所に粉ひき所がそのうちできることを伝えなきゃな。」


 色んな人が粉ひき所を使ったら勝手にブレンドされるかもな。ブレンドも覚えたらきっとカレーみたいなものもできてくるぞ。これは楽しいことになりそうな予感がする。他の人たちのああでもないこうでもないというのを聞きながらペペロンチーノを食べ終わり、パンケーキを食べるのだった。パスタのレシピは第1食堂の料理人にも見せよう。そうしよう。そうすれば何かスープに増えるかもしれんからな。

面白かった面白くなかったどちらでも構いません。

評価の方を入れていただけると幸いです。

出来れば感想なんかで指摘もいただけると、

素人読み専の私も文章に反映できると思います。

…多分。

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