179話 28歳 子供たちと遊ぼうとした、エイミーとの時間
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冬ですねえ。雪が降ってますねえ。久々に子供たちと遊んでおりました。2月の上旬位ですかね。どうも、ヘルマンです。
去年は暖冬でしたからねえ。雪の日は教会に行かないから子供部屋が大変なことになっております。まだ、今年7歳になった子供は家を出ていっていませんから、3人多い。……誤差だな。
家の子、ミレーナは貰った才能を紹介しましたよね? ちゃんと錬金術師とテイマーに成れました。良かったよね。2つもちゃんと貰えて。
後は、ヘザーの所のイゾルデちゃんとクレアの所のラウラちゃんですが、2人とも錬金術師志望だったみたいです。ちゃんと才能も振られてました。
イゾルデちゃんは錬金術師の才能に星7つ、解体の才能に星2つ、斧使いの才能に星1つ、貰っていました。戦う才能があるのはいいですね。
ラウラちゃんは錬金術師の才能に星8つ、遠見の才能に星1つ、槍使いの才能に星1つ、貰っていました。こちらも戦う才能有りです。鉄迎派に入るのかは知りませんが、魔境に行くのには十分ですね。
今年の3人は皆錬金術師でした。皆で霊地周りをするんだってさ。そのまま授業でもパーティーを組みそうですね。皆戦えますし。
訓練は付けておりません。どうせ鉄迎派の訓練をやらされる。才能に愛して貰うまでちゃんと訓練を受けるんですよと言い含めておきました。
うちで訓練してく? って言ったら「どうせやるんでしょ? じゃあいい」との回答を頂きましたので。まあ、好きにしてくれたらいいですよ。冒険者になるんだったら問答無用で訓練ですが。
死なせたくないじゃんね。冒険者って言う程安全じゃ無いですからね。毎年何人も死んでますからねえ。なるべく死なない様にしてあげたいじゃん。
冒険者に死ぬなと言うのは簡単だが、死なせないのは無理だから。戦う職業の宿命ですねえ。しかも運も関わってくるからなあ。こればっかりは僕も解らないからな。
スティナラニア2体と戦闘中にもう2体追加されたら死にかねないですから。逃げ一択ですが、逃がしてくれるかどうかも分かりませんからね。なるべく死なないようには気を付けてますが、こればっかりは解らない。
でもレイドを止める気はない。お金を撒くのもそうだし、素材の確保もそう。別に人に任せてもいいんだが、自分でやりたいとも思ってるからな。
でも、もう1パーティー位一緒にレイドをしてもいいんじゃないかなあとは思っています。安定感が増しますからね。狩れる数は増えないだろうけど、考えてもいいんじゃないかな。
まあ、それは今年考えて間に合うかなあって所ですか。都合よく見つかればいいですがね。……リチャードに使いを頼みましょう。レイドを管理しているのはマウロさんだからマウロさんに使いを出しましょうね。新年の挨拶には遅いですが。
そんな訳で、久しぶりに子供たちと遊んだ訳なんですが……デュークはあれでいいのだろうか。色んな子供に乗られもみくちゃにされていいんだろうか?
シャウトとペフタンは逃走後です。カータンは畑にいるし、ジェンナも畑だ。まあ、逃げたくなるのも解るが、エイミーもサラも止めないもんな、いつも通りなんだろう。
しかし、メインの玩具が積み石と言うのが何ともなあ。楽しそうに遊んでくれているのでいいんですが、何か考えた方が良かったんだろうなあ。
楽器は打楽器までしか作れませんでしたし、興味を持った子供も居なかったからなあ。ガラガラは……あれは楽器って言っていいんだろうか。子供のあやし道具ですから。せっかく木で作ったんだが。
まあ、子供たちが楽しく遊んでくれているようで何よりですよ。……一緒に遊ぶ予定だったんですが、積み石を取ってあげたり一緒に組んだりはした。……僕の方が持ちませんでした。楽しくない。なんか違うんですよ。
何が違うんだろうか。楽しくないんですよねえ。子供たちと遊んでいるはずなのに。……もしかしなくとも、子守に向いてないんじゃないかなあ。
何と言いますか、今まで周りを振り回してきた事は有っても、周りに合わせてきたことってあんまりない記憶がありますね。
子供の行動に合わせるのが苦手なレベルなんでは? 今まで錬金術漬けになってきた弊害でしょうか。子守に向いていないのは。
そんな訳で、珍しく久々に子供たちと遊んだんですが、全然ダメでした。僕には錬金術しか無いのかもしれない。……食事も楽しみだな、それは良いことだよな。
「子供と遊ぼうとするからいけないのよ。見るだけでいいのよ」
「そうなのかなあ。遊んであげた方がいいような気がしたんだけど」
「気がするだけでしょ。デュークみたいに何かしてあげるならまだしも」
「…肩車でもすれば良いの?」
「そういうので良いのよ。無理に子供に合わせようとするから難しいのよ」
「僕に出来ることで喜びそうなことはなんだろうね?」
「さあ? でもレイチェルは錬金術をしてるあなたを楽しそうに見てたわよ? ルーナとミーナは暇だったのか眠っちゃったけど」
「錬金術かー。でもそれは遊んであげることになるのかなあ」
「その子次第なんじゃない? 少なくともレイチェルは楽しそうだったもの」
「うーん、思ったよりも難しいね。子供と遊ぶっていうのは」
「そう? 見ているだけだから簡単よ? 泣いたらあやすだけよ。貴方みたいに子供に交じってってのはしないわね」
「そんな感じで今まで見てたんだね。大変な事は無かった?」
「別に? サラたちも一緒だし、1人で全員を見ているわけじゃないもの」
「そうなんだ。……ありがとね」
「なんでお礼を言われるのよ? 貴方死ぬつもりなの?」
「いや、そんな事は無いんだけど。今まで大変だったかなあと思ってさ」
「別に大変じゃ無かったわよ。まあ初めは戸惑うこともあったけど。ダイアナさんが居たからね」
「ダイアナさんには初めてのお産からお世話になりっぱなしだけどね。色々とやって貰ってるし。別にうちで雇用しているわけでもないのに」
「サラたちも同じような感じだしね。ダイアナさんが居なければ色々と大変だったと思うわよ。だからお礼は私にじゃなくてダイアナさんに言うべきよ」
「いや、エイミーにも言うべきでしょ。サラ達にもだけど。いつもありがとね」
「いいえ、これが私の仕事ですから」
「でもどうしたのかしらね? 何か変な物でも食べたんじゃないの? 錬金術で作って勝手に」
「え、酷くない? ……いやまあ、今まで子供たちをほっといたのは僕なんだけどさ。僕がお礼を言うのってそんなに変?」
「変って言うか、錬金術以外に興味なしって感じだったじゃない」
「奥様。奥様も子育て以外に興味が無かったのですから、お互い様ですよ」
「まあそうなんだけどね。子供がかわいいからいけないのよ」
「えー、これからはエイミーとの時間も必要だよなあとか考えてたのに」
「子供たちが巣立ってからでいいじゃない。どうせずっと一緒にいるんだから」
「……そう? まあ、何か考えておくけど。旅行とかも行きたいし」
「旅行? 旅行ってどんな?」
「魔境を一周しながらお店で食べ歩きとか。魔境に料理人を育てて送り出したからさあ、美味しいお店が沢山出来てないかなあって思ってさ」
「いいんじゃない? 子供たちが全員星振りの儀を終えたらね。そこまでは待って欲しいな」
「まあ、僕も戦争に行ったりと色々しないといけないだろうからさあ。出来ることは今やっておきたいなって思うようになっちゃってさ」
「……本当に死ぬつもりは無いのよね? 死に逝く人の言い方よ? それ」
「いや、全然死ぬつもりは無いんだけどさ。割と余裕だって話だし」
「旦那様。流石に言うタイミングが悪いとは思います」
「そうよね。言うタイミングが悪いわね。私は死ににいく人を伴侶に持った覚えはないもの」
「……まあ、言ったタイミングが悪かったのはその通りだから止めて欲しいな。そう言う目は」
「貴方が悪い。それだけよ。時間はまだまだあるんですもの。ゆっくりでいいわよ」
「そう? じゃあもうちょっと錬金術を頑張ってからかな。その後にゆっくりするよ」
「そうしましょ。……そろそろ昼寝の時間かしらね。そこでぐずりそうになってるし」
「……ほっといて良いの? 絶対泣くやつだよ?」
「良いのよ。泣いた方が疲れて早く寝てくれるもの」
「それでいいのかなあ」
「それでいいのよ」
「あ~~~~!」
「あーあー、泣き始めたよ」
「はいはい、ほらほらこっちにいらっしゃい。よしよーし」
「では、ミーナ様は私が」
「ルーナは泣き虫ですねー。早く泣き止みなさいねー」
「……泣かさなきゃいいんじゃないの?」
「疲れないと寝ないもの。しょうがないのよ」
「そんなもんなのかなあ」
「そんなもんなのよ」
ルーナが泣き始めて、ミーナが同じように泣き始めた。他の子は我関せずである。……これが日常なんだなあ。錬金術漬けだったからなあ。新鮮ではあるが。
でも、泣かせなくてもいいような気はする。泣く方が体力を使って寝るのは解るけど、もう少しどうにかならないものか。……僕ではどうしようもない。無力だなあ。
面白かった面白くなかったどちらでも構いません。
評価の方を入れていただけると幸いです。
出来れば感想なんかで指摘もいただけると、
素人作家の私も文章に反映できると思います。
…多分。