161話 25歳 リバーシ流行る、細工師の波が来た、今度はジェンガ、紙の構想
何通かOFUSEしないの? と頂いたのでせっかくなので作ってみました。
需要? 知らない。とりあえずやることにしました。
https://ofuse.me/rukea
ついでに主治医からブログはしてみないのかと言われたのでブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
ケルピーのレイド? 知らんな。僕はやってないから。毎日10組位突撃してるんじゃないですかね? 11月の中旬ですよ。どうも、ヘルマンです。
星の川にする素材が尽きなくていい傾向ですね。どんどんレイドを起こしましょうね。僕は起こしませんよ。干渉を避けるのに大変なレイドなんて起こしたくもない。
レイドの参加者も何時レイドがあるかなんて気にしてないんじゃないかな? いつもレイドをやってるんだから。大体の集合場所は解ってるんだし。
何か所かあるんですよ。…僕が勝手に井戸を掘った場所が。恐らくその辺りでレイドの集合場所を設定しているはず。西門北何番井戸とかそんな感じ。
確認する人はするでしょうけどね。…レイドも出る金が違うから。僕のレイドは中白金貨5枚で動かしていたけど、それよりも多い所もあれば少ない所もある。金額なんて起こす人の自由だからさ。
まあ、少ない所でも中白金貨2枚はでる。それで足りないかと言われたら十分に足りている。生活に困らないくらいは出ているからな。
…まあ、最近は飲食店で賭博が行われているんだよなあ。リバーシ賭博。勝負して勝った方に賭け金を取られるならまだおとなしい。その周りでどっちが勝つかの賭けもやってる。
暇人たちに娯楽を与えた結果がこれですよ。僕の見立てが甘かったですね。料理屋が足りません。ただでさえ稼働率が100%を越えているのに賭けをやっている人間まで参加したらもうね。
そんな訳で、各料理店から独立したい人に店を買ってあげることにしました。…流石に増やさないと不味い。治安の問題が出てきます。武力のある奴が多すぎるんだよなあ。…僕のせいで。
そんな訳で、ここ最近で料理屋が5店増えました。その中にサラの旦那も含まれていたが、いいんじゃない? 独立することは悪いことじゃ無いよ。
そんな訳で、料理人不足です。店は増やしたけど、料理人が足りない。酒があればある程度回るんですがね。賭け事を楽しむやつらは酒メインだから。
酒? ああ、ネバネバの追加は割と頼まれますよ。酒蔵も知らない内に増えてるし。改装してるし。いったいどれだけ儲けてるんでしょうね? 酒屋の店主は本当にやり手ですよ。
魔境周りの顧客も増やしてるみたいですし。どんどん儲けてくださいね。僕はお金に困ってないので上がりを要求することも無いですし。
お金もなあ、余ってるんだよなあ。素材を買うくらいでしか使わないんだよなあ。…錬金生物をデューク、シャウト、ペフタンと作ったので結構使いましたが、それでもまだまだ余ってる。
まあ、腐るもんでもないのでいいんですが。この領都は金余り状態。騎士爵魔導爵を増やし過ぎました。後悔はしておりません。星の川を作るのは面倒ですが。
金はあっても困ることは無いんだけど、ありすぎても使わないといけないんじゃないかと思ってしまう訳で。貯めこむのはいけない。経済が回らないから。
…でもそれは領主様が考えることで、僕の考えることではない。手助けぐらいはしますがね。良いものがあったら買う様にしてるし。細工師も最近忙しそうなんだよなあ。
ブルーアンバーの作成依頼が来るほどには細工師に波が来ている。スティナラニアの体は捨て値だし、…ミズチのウォーターサファイアを使うからいい値段するんだけど、騎士爵たちが買っているらしい。…主に配偶者用に。
宝石が欲しいのは女性の方が多いみたいです。女性騎士爵も自分用に色々買ったりしているみたいです。…高いけど買う人はいる。今の領都なら何とか買い手がいる。
買い手がいるなら商売になるわけでして。僕が渡した宝石で原資を作った細工師が大量に購入していった。
…選ばれなかった細工師からも何とかならないかと相談を受けましたので、とりあえず5個を上げることに。原資をこれで作ってくれ。
細工師には僕の所に持ってきたときに価値を説明したんだよね。…頼むときには値段を言っていなかった。飛び上がる様に驚いていたっけなあ。
そんな訳で、お仕事が増えました。…夏に注文をくれないと冬には作れない可能性があるからな。スティナラニアの死体も今後は捨てられずに有効活用してくれることでしょう。
家ばっかりに来るんじゃないぞ。他の錬金術師の所にも行くんだぞ。僕ばっかり作るのはいやだ。…ブルーアンバーも錬金術ギルドに言ってコックス大湖中の錬金術師にレシピを渡してもらおう。忙しいのを共有しましょうね。
そんな訳で、細工師に波が来ているんですよ。…リバーシも細工師に作って貰ってるし。細工師頑張れ。負担は分け合いましょうね。
…で、リバーシも要領が解ってきたやつがいるのか、中々賭けが成り立たない人も出てきたらしい。とりあえず角を取れば初心者なら何とでもなるからな。
上級者は選択肢を減らさせ、角が取れる様に誘導するからなあ。そういう芸当には前世の僕は達していなかったので、強い人が出てきたら負ける自信があります。
算術の才能かなあ。計算の才能かなあ。何の才能が有利に働くことやら。遊びでも本気にならないでどうするんだって奴らは一定数いるからな。
そして、負けが込んできた奴らが何を考えるのか。新しいものが何かないかと考える訳だな。…勝てる奴で勝負するわけだ。
「そういう訳でな。何かないか?」
「と言われましても、直ぐにほいほい出てくるわけでは無いんですが。」
「頭のいい奴には勝てねえんだよ。何か感覚で出来るもんはないか?」
「…ちょっと待ってください。ふうん、感覚で出来るものねえ。…ちょっと待っててくださいね。」
道場の方に行って、土を持ち帰りまして。それを直方体に加工しまして。それを3つ組にしてどんどんと重ねていく。…ジェンガですね。
「これならどうですか? ある程度感覚でやれると思うんですが。」
「…これをどうするんだ?」
「えっとですね。これをこうやって抜き取って―――」
いい大人にジェンガの遊び方を伝授するのもなあ。応用で4つ組にしたり5組にしたりすると多分計算が得意な人たちが勝ってしまうから基本的な3つの奴だけ。これだけで十分。
「成る程な。つまりは倒したら負けな訳だ。」
「そう言う事です。これならある程度は感覚でやれると思います。」
「おう、なんか色々と考えさせて悪かったな。じゃあこれは貰っていくわ。」
「はい。作るときは他の錬金術師の所に行ってください。僕ばっかりこれを作る訳にもいかないので。」
「おうよ。同じような大きさの奴を沢山作って貰えばいいんだな。解った。」
「ええ、それではまた。」
「おう、また来るぜ。」
心の中でもう来ないでくれと祈りながら見送った。…毎度毎度遊び道具が出てくるとは思うなよ。次に来るのは作戦とかを考える頭のいい人か、それともまた負けた感覚派の人たちなのか。
どっちにしても何かしら考えないといけないんでしょうね。…面倒くさいなあ。いやまあ、いいけどさ。ちょっと黎明派ぽくていいんじゃないかと思う自分がいる。
さて、そうなってくると本格的に薄い紙が欲しくなってくるところ。トランプとか手頃でいいよね。…絵画の才能持ちに描いて貰わにゃいかんですが。
紙かあ。錬金術で作れるか? 無理な気がするんだよなあ。属性関係なさそうだし。…いや、出来なくはないのか? うーむ、どっちだろうな。
どっちにしろ構想が降りて来ない事には作れませんね。…木材がいるような気がしてるんだよ。高いんだよなあ。普及させて良いものなのか。
快命草の葉っぱで代用できないだろうか。今の所お茶くらいにしかならないんだよなあ。毟るのもスケルトンさんにやらせりゃいいんだし。
そうなってくると作れるような気がしてきましたねえ。風属性の素材と土属性の素材もいりそうですかね。ああ、久しぶりに構想を練っている気分になりますね。
紙があれば色々と出来ると思うんだよな。トランプの他にも類似品が沢山あるんだし。さてさて、紙の開発と行きましょうかね。取り合えず、快命草の葉っぱを基礎にしたい。沢山あるし。
…一瞬、皮紙を硬くした方が楽なんじゃないかと思ったが、ちょっと分厚いな。色も白にしたい。となると光属性の素材も欲しいな。さてさて、どうしましょうかね。
玩具作りなんだが。しかも大人用の。どうしましょうかねえ。紙、紙なあ。…パッとは出てこないですねえ。でも快命草の葉っぱは使うぞ。
スケルトンさんも毟らせ始めちゃいましたし、ここまで考えたら形にしてしまいたい。…普通にやったら茶葉になるもんなあ。
…粉にしてみるか? そこからくっ付けて固めて白色を付けた方がいいような気がするなあ。…粉ひき所が必要だな。スケルトンが足りないな。作るかあ。…冒険者ギルドでまたゴブリンの死体を頼まないと。
ゾンビでもいいんだが、…売れるよな? 継続的に作る羽目になるよな? ならスケルトンの方がいい。無限動力万歳。
依頼に行きますか。もう店も閉める時間だし。…1時間ほど早いが、まあ、客は来ないでしょ。来ても髪洗液が売れるくらいだ。メイドさんで良し。
思い立ったら行動しましょうね。まずはスケルトン作りからだ。さてさて、形にしていきましょうね。ではまたお会いしましょう。
面白かった面白くなかったどちらでも構いません。
評価の方を入れていただけると幸いです。
出来れば感想なんかで指摘もいただけると、
素人作家の私も文章に反映できると思います。
…多分。