クロスロードの仇
2人はノエルの墓へ来ていた。とても綺麗な場所だ。いつも掃除をしてあるのだろう。
「よーし、ノエルさん!花持ってきたぞー!掃除しないとな!」
「…………」
「ノエルさん、クロスロードは元気だぞ。あたしがいないとダメダメだけどさ……」
「近況報告はしないのか?」
サリオもノエルの墓のところへ来た。
「……報告するようなことはなにもない」
「あの赤いセルタントはノエルの仇ではなかった」
「気づいてたのか?」
「レクスも赤いセルタントだ。他にいてもおかしくはない」
「それに、ノエルを殺した奴は、俺を左手で攻撃してきた。ナハト島のは右利きだ」
「そういうお前は、なぜ気づいた?」
「また現れたからな。うちのエージェントが何人か殺されたよ」
「……終われない。まだ終わるわけにはいかない」
「君の目的と俺の目的は共存可能だ。互いに協力しあわないか?」
「……俺は仇を取れればいい。そのためならなんでも利用する」
「俺はヴァイザー・コードを必ず手に入れる。そのためなら敵でも利用する。俺と君は似た者同士だ」
「…………」
「これが赤いセルタントの出現した未解析の遺跡だ。ヴァイザー・コードだろう」
クロスロードはサリオからー枚の地図を受け取る。
(次こそ必ずお前を殺す……赤いセルタント!)
それぞれの願望を胸に……禁忌をめぐる戦いは続く。




