不可能を可能に…
「不運だな」
「……クロスロードさんは、この能力と、どうやって折り合いをつけてるんですか?」
「……この力が必要だった。それだけだ」
「もとに戻りたいと思わないんですか?」
「思わないな。それに不可能だ」
「そうですよね……」
「……お前はヴァイザー・コードを知っているか?」
「なんですか、それ」
「特別な禁忌だ。ヴァイザー・コードをすべて解析できれば、不可能が可能になるらしい」
「精神が破壊されたお前も、ナハト島の禁忌の力で救われたんだろ?」
「元に戻りたいのなら、それを追ってみればいい」
「本当に元に戻れるんですか?」
「わからん。だが、試してみる価値はある」
「クロスロード、墓に行く時間、なくなるぞー」
「……わかった。最後にーつだけ聞きたいことがある」
「お前は左利さか?」
「いえ、右利きですけど……」
「……そうか。それはよかった」
2人は病室を出ていった。
(ヴァイザー・コード……不可能を可能にする禁忌……)
「……元に戻れる可能性か」
「お見舞い遅くなって、ごめんなさい。レクス、具合はどう?」
リアもレクスの見舞いにきた。レクスは笑顔で返答する。
「僕は大丈夫だよ」




