一度壊れたものは戻らない
遺跡の最深部で倒れていた2人は目を覚ました。
「っ!ここは……?」
「う~ん……頭がぼーっと……クロスロード!?」
2体のセルタントが戦っていた。
「グルアアアアア!!」
「ジャアアアアアア!!」
「グルアアアア!!」
「クロスロード!待て!!」
「クソ…………」
トレーゼは逃げ出そうとしていたが…
「逃げられると思ったか?」
サリオに道を阻まれた。
「わ、わかった。アヴァリスに協力し……」
サリオは魔術でトレーゼを目を潰した。
「ぐぁあっ!目がああ!!」
「獣を紹介するほど恥知らずではないよ。悪いが、別口で面倒見てもらえ。コアはいただいていく。お前には、もう不要のものだろ?」
「ぐぅぅ……」
「ジャアアアア!!」
レクスも一緒に倒れていたはずなのにいなかった。そしてそのレクスはセルタント化し、壁に張り付いていた。おそらくこちらを攻撃してくるだろう。
「レクス……どうして?もう禁忌の影響はないはずなのに」
「ー度壊れたものは、元には戻らない。そういうことだよ」
「…………そんな…」
「セルタント化の施術をされた者を何人か診たことがある。
最終的には、精神が壊れる。遅かれ早かれ、正気を失う。…君には酷だろう。俺が始末する」




