サリオの策
禁忌の世界のトレーゼは逃げていた。しかし、この世界は狭い…
「……まったくしぶとい連中ですね」
「あ、みつけた。マスター!!発見しましたー!!」
ソフィの人工精霊がトレーゼを見つけた。
「チッ!」
「これ以上、逃げても無駄ですよ。追いかけるの面倒なので、おとなしくやられてください」
「くっ!やれ!!」
トレーゼは魔物を大量に召喚した。ソフィが到着した頃には手に負えないぐらいの量になっていた。
「よっしゃあ!到着!!って、敵多いな!!」
「ここは私の世界です!!貴様らにできることくらい、できて当然だ!!」
「しゃあねえ!やるっきゃねーな!」
「……その前に試したいことがある。ソフィ嬢、分身を一人かしてくれないか?」
「?」
「ジャアアアアアアアア!!」
レクスはもう暴走しているような状態だった。
「ー面焼け野原ですね」
リアは魔物の相手をしながらレクスの相手もしている。ギリギリだった。
「ソフィ!?じゃなく人工精霊のほう?」
「はい。マスターのほうも難儀してまして、力を貸してほしいんですよ」
「こっちも限界に近いんだけど?」
「なので、まとめちゃいましょうって話です」
「ソフィ嬢、大丈夫か?」
「まあな。負ける気はしないけど、勝てる気もしないな」
魔物が無限に湧いてくる。キリがない状況だ。
「これ以上の抵抗は無駄です。君たちの精神では永遠に戦い続けることは不可能でしょう?」
「だが、私は可能です。複数の脳を共有している限り思考に限界はない!」




