この世界の黒幕
「ジャアアアアアアア!!」
「おお、ー撃……」
レクスは変身を解かずにいる。
「おい、レクス、もういいって!」
「どーなってんだ……」
「ソフィ!大丈夫?」
「あたしは大丈夫だけど、レクス、やばいぞ!こっちの声、聞こえてない!」
「グルアアアアアアア!!」
建物が崩れ始めた。
「建物が……」
「逃げて!」
「あちらも地獄なら、こちらも地獄。こんなことになってるとはな……」
男が現れた。
「なんだ、あいつ。今、なんかビームみたいなの切ったのか?」
見慣れない魔術を使う男はリアたちを助けてくれた。
「ただの手慰みだよ、お嬢さん。俺の名前はサリオ。職業はヒーローとでも言っておこうか」
「あの時のナンパ男!」
「運命の出会いをナンパのー言でかたづけられるのは悲しいが、細かく説明する時聞もない。端的に言う」
「黒幕は煉園の研究員、トレーゼだ」
「この世界のトレーゼを倒せば、術式は崩壊する」
「いきなりそんなこと言われても……」
「俺はクロスロードの知り合いだ。彼とは戦友でね。彼は彼で今も戦っている」
「そっか、やっぱりクロスロード、生きてんだな!!」
「ああ、多少、元気だよ。陰気ではあるが」




