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覚悟を決める
赤いセルタントが暴れだした。
「ジャアアアアア!!」
「ひいっ!!」
「リア!!」
ソフィは赤いセルタントに蹴りを入れようとする。
「スネがお留守だ、このヤロー!!」
「きゃっ!!」
圧倒的なパワーで全く効かない…人間がどうにかできる相手ではない。
「に、逃げろ!」
「ダメだ、外にも化け物が!!」
「ジャアアアアアアア!!」
魔物もいる。赤いセルタントは厄介、この状況から抜け出せるビジョンが浮かばない。
(この戦力で勝てる見込みはない。逃げるにしても、街の人を守りながら全員で撤退は不可能。なにかを切り捨てるしかないわね)
「レクス、ソフィと街の人を連れて、安全な場所まで逃げて」
「あたしが時間を稼ぐから。大丈夫、やられたって、本当に死んじゃうわけじゃないし」
「…………」
「レクス、聞いてる?」
そんなことさせる訳にはいかない。レクスは覚悟を決め
、リアの前に出た。
「…役割は交代しよう、リア。僕が戦う」
「僕から離れてくれれば、誰も傷つけないで済むだろ?」
「レクス、変身は……」
「変身…」




