明日は…
「レクス、一人での行動は危険よ」
「……リアだってわかってるだろ。僕は君を攻撃しようとした」
「でも、しなかったじゃない」
「……運がよかっただけだよ」
「それに、戦ってわかったんだ。変身できなければ僕に価値なんてないって」
「……それ、本気で言ってるの?」
「本気だよ。僕は、役に立ちたい。でも、かえって迷惑をかけてる」
「リアを傷つけるかもしれないってわかってたのに、僕はまた変身してしまった」
「ふ~ん……レクスの価値が変身だけなら、あたしはそれを利用するために一緒にいるってことになるわね」
「へ~、あたし、かなり嫌な奴だと思われてたのね」
「ち、違うよ!ただ、変身して戦うこと以外、僕にできることなんてないし……」
「あのね、レクス。あんたは自己評価が低すぎ!あんたは優しいし、努力家でしょ?」
「あたしやソフィのために、使いたくない力を使ってくれた」
「変身できなくても戦おうとした勇気だってある。充分、人として誇れることだわ」
「あ、ありがとう」
「偉ぶる奴もどうかと思うけど、ネガティブすぎるのも考えものよ」
「……うん、気をつけるよ」
「はい、じゃあ、この話はおしまい。さっさと術者見つけて、もとの世界に戻りましょう」
(リアが僕を褒めてくれた……こんな幸運があるなら、明日は雨かな……)
それは違う…レクスはわかっている。いつも通りレクスでは無い。
「……いや、明日はきっと晴れだ」




