クロスロードの約束
「私はあなたの嫁さんになるのね。なんか、ちょっと照れるし、慣れるまで時聞かかかりそう」
「……君が困るなら、最近は夫婦別姓という選択肢もある」
「もうこれだからクロスロードは……別に嫌だってわけじゃないんだけど……」
「……すまない。俺は、その、君の言うとおり、その、アレだ……ダメなところも多い」
「でも、後悔はさせない、絶対に。俺は君を幸せにする。…本当だ。嘘じゃない」
「うん、信じてるよ、クロスロード」
「グルアアアアアアアア!!」
クロスロードの勢いが増した。一撃に怨念が詰まっている。確実に殺意を持って攻撃しているのがわかる。
「ジャッ!?」
(ノエル、もう少しだ!やっとやっと!やっと!!!)
(やっと君に会える――)
「ジャアアアアアア!!」
レクスはクロスロードの腕に爪で甲殻を削ぎ払った。
「ガッ!!」
(なんだ、この魔術……外装がえぐられただと……?)
「…………」
レクスは自分の意識がないように見える。
「グルアアアアアアアア!!」
「クロスロード!!なにやってんだ!!」
クロスロードの親分ソフィが駆けつけたようだ。
(邪魔をするなぁぁぁ!)
自分に近づくソフィにも構わずクロスロードは攻撃を止めようとしない。
「っ!」
「大丈夫!?」
「クロスロード、どうして……」




