対面
リアは住民たちにさっきの出来事について聞き込みをしていた。
「この島がおかしくなった理由はわからないわけね?」
「当然だろ!」
「そのうえ、なにも覚えてないと?」
「昼過ぎくらいからの記憶がないな……」
「で、怪我もしてないのね?」
「ああ」
「同じようなこと、ここ最近、あったりする?」
「…………」
「あるようあるような、ないような」
「時々、あるな。ただ、なにも覚えてないってわけじゃあなくて……」
「言われてみれば、変なんだよな。今は変だと思うんだけど、普段はなんとも思わないというか」
「そう、ありがとう。たぶん、島がこうなってることに原因があると思うわ」
(記憶障害、思考の混濁。人の精神に影響を与える禁忌の可能性が高いわね)
「……もとに戻るのか?」
「戻すわ。でないと、あたしだって困るし」
何か…何かが迫ってきている感覚がある。
「これって……」
「近いな」
クロスロードが立ち止まった。
「ば、ばけもの……!」
「……お前は俺を覚えているか?」
「俺は覚えているぞ。あの日から、ー瞬たりともお前を忘れたことはない」
「ジャアアアアアア!!」
「レクス……?」
あれは…レクスのセルタントだ。




