異変
レクスとソフィは逃げ切り港を歩いていた。
「どうして、僕まで追いかけられたんだろう?」
「一緒に逃げなきゃ、おまえ、いろいろ聞かれてたぞ」
「犯人扱いされるよりマシだよ」
「わかってねーな。この島、超やベーんだからな」
「クロスロードはおまえを助けたんだぞ。だから、えっと……そういえば、おまえ、なまえ、なんてーんだ?」
「レクスだよ。君はソフィでいいの?」
「あぁそれでいいぞ。で、パクられたのがクロスロード」
「……お父さんかお兄さんかと思ってたよ」
「あいつはあたしの子分だ」
「おまえもクロスロードみたいになんか暗いし、あたしが親分として守ってやんぞ」
「ハ、ハハハ……それはありがとう」
(子供ってハッキリ言うなあ……まあ、暗いのは事実だけど)
「よし、帰るぞ。船着場まで送ってやる」
「気持ちはありかたいけど、帰れないよ。知り合いも島に残ってるし」
「だから、この島、やべーんだ。その知り合い連れて、島から出てけって!」
「それは、無理だよ」
「なんでだよ~。おまえ、子分なら親分の言うこと聞けよ」
「痛っ!スネ蹴らないでよ!」
「うるせー!あぶないったらあぶないんだよ!帰れ、こんにゃろー!」
「だからスネを……」
空に異変を感じる。
「なんだ、今の……」
「ん?どうした?」
「街が……」
腐食するように変わっていく。空の色も赤くなる。
「なんだよ、これ……」
「ほら、だから言ったろ。やベーことになるって」
「アヴァリスがからむと、こーゆーことになるんだよなー」
魔物が沸いてきた。それはいい…だが…
周りの住民の様子がおかしい…全く魔物に動じない…気づいていないのか?何か悪い予感がする。
「おい!おっさん、後ろ後ろ!」
「っ!」
「変身!」
レクスはすぐセルタントに変身した。
「ジャアアアアア!!」




