コンバットマン
レクスが奮起していた頃……
……男は戦っていた。
男を取り囲むのは百を超える魔物の群れ。
「……面倒だな」
男が服のなかからなにかを取り出す。
それには注射器のような針がついていた。
男は自分の首筋に針を突き剌す。
曙光するは星の残響。汝ら…極光の礎となれ!
術式展開!ルキフェル・リフレイン!!
男の周囲に閃光がはしる。光が消えた後には、なにも残っていなかった。
「……これが魔物を集めていた禁忌か」
石柱に手を触れ、辺りを見回した。
「……ハズレか」
「おーい、クロスロード!!」
1人の少女が男の方へ走って来た。
「なにはぐれてんだ、バカやろー、このやろー!!」
「はぐれたのは、お前だ、ソフィ」
「はあ?おまえ、なに言ってんだ?親分がはぐれるわけねーだろ。はぐれるのは、いつも子分のほうだ!」
「……禁忌は制圧した。調査員に伝えておけ」
「あいよー!それと煉園からハトが来たぞ!」
「伝書鳩……急用か。手紙をよこせ」
「なんて書いてあんだ?」
「……次の任務だ。ナハト島でアヴァリスを狩る」
「おー、あいつらかー。あたしも本気を出す時が来たみたいだな」
「……次はアタリだといいんだが」
「なんか言ったか?」
「…………」
(赤いセルタント……次こそお前に……)
「あたしを無視すんなー!」
「……おい、スネを蹴るな」
クロスロードとソフィはナハト島へと行くことになった。




