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本当の自分
「そうか……これが……報いか……!」
レイルは暴走する魔術陣を見ながら嘆いた。
「……このソウルの放出量……ああ、ダメだわ。この街が……跡形もなく……!」
「はあ、はあ、はあ……」
「あれなら……私の切り札なら……でも、失敗したら……!」
「リア、あれを……止められる?」
「ソウルの放射を一時的にでも止められたら……」
「なるほどね。栓が必要ってわけだ。じゃあここにちょうどいいのが」
「……まさか、あんた……!」
「リア……僕にいったよね。本当の自分に変身しなさいって」
「でもそれは、レクスに犠牲になって欲しかったからじゃない!」
「チャレンジしたいんだ。僕は。ヒーローは無理でも、ヒーロー気取りくらいはね」
レクスは変身し、魔術陣へと駆ける。
魔術陣から、凄まじいソウルが吐き出された。
「ジャアアアア!!」
魔物は、光の前に立ちふさがる。




