チャレンジャー
「……ええっと、僕も……ちょっといいかな?」
レクスが物陰から2人のところに出てきた。
「レクス……!」
「レクス、あんたは来ちゃ駄目!この人は……!」
「おじさんも……僕と同じだったんだね」
「お前にも、私と同じことが起こったらしいな」
「同じ事って……じゃあ、レクス……!」
「そうだね……本当、運が悪いっていうか……」
「私はこの力を、運命だと思っている。そこをどきなさい、レクス」
「どかないよ……僕はおじさんを止める」
「レクス、今この時こそ、インテリゲンチアが変わるチャンスなんだ」
「変わらなくちゃならないのは、おじさんの方じゃないの……?」
その瞬間レイルとレクスはお互いを睨み合った。
「何だと?」
レイルは驚いた。レクスがこんなこと言うとは思っていなかったからだ。
「おじさんは、自分の怨みを晴らしているだけじゃないか……!」
「怨みなどはない。やらねばならぬから、やっているだけだ、レクス……」
「やりたいからやってる。つまり、そういうことでしょ。僕もそうするよ」
「何をするつもりだ……レクス」
「やってみるよ僕は変わってみせる。この線を越えてみせる」
「チャンスをつかめといったが。チャンスをつかめるのは、一握りのものだけだ。私はこのチャンスを逃さない。お前にも、譲るつもりはない」
レイルが変身した。人を殺すと言う手段を用いて街の歪みを消すと言うのなら…
ここで流れを食い止めないといけない…また犠牲が出てくる。
「僕は……チャレンジするんだ!……変身!」
レクスは赤い甲殻に包まれてシースの魔物へと変化する。
「ジャアアアア!!」
「……どうしてレクスが魔物なのよ………」




