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人間に戻れない!
リアは魔物となったレクスを追いかけて森の泉に来ていた。
「この辺りに落ちたはず…………えっ!?」
リアは魔物となったレクスを見つけた。
(……リア……!)
「ジャアアアア!!」
残念ながら魔物は喋ることができない。
「あんたはいったい、何者なの?」
「ジャアッ!!」
魔物は拳を振り上げた。
(ど、どうして…………)
「ジャアアアア!!」
「やるわね!じゃあこっちも、全開でいかせてもらうから!」
リアは攻撃体制に入る。
(体の制御ができない……)
「私達の街で、好き勝手はさせないから!」
(やめろっ……やめてくれ!!)
魔物は、己の腕を抑えた。
「動きが止まった!このスキに!」
(……そうだ、人間に……戻れば……)
(うっ……ううっ……!戻らないよ……!?どうして、戻らないんだ!)
「はあああっ!!」
レクスはリアの斬撃を避け、宙を舞い再び飛び去った。
「逃げた……?あっちは、遺跡の方ね……!」




