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炎の中より
炎がまきあがり、宿屋が焼け落ちた……
人々は、悲鳴をあげる。そこに……
「あ、ああ……!!」
「な、なんだあいつは!」
炎の中から現れた魔物は、腕に女の子を抱えている。
「シースの魔物だわ!!あいつが宿屋を!」
とんでもない誤解だ。だが仕方がない…
「女の子を抱えてるぞ!」
「グオオオオゥ……!!」
「魔術攻撃用意!」
衛兵たちが攻撃体制に入った。
「女の子に当たるぞ!」
レクスは即座に地上に降りた。そして女の子を、お婆さんに預けた。
「ばーちゃん!!」
「あ、あんた……」
「どういうことだ……」
衛兵たちは動揺している。何故なら人助けをしたからだ。
「攻撃だ」
隊長からの攻撃命令が下される。
「しかし!」
「上からそういう命令が出てるんだ!!」




