デートよりリアが心配だ
今レクスはリアとデート中だ。
「あ、クレープ屋さんだわ。なんか買いましょう」
「……う、うん……」
(どうしよう。女の子とクレープ屋なんて……!それよりも魔物のことが心配だ…)
リアはずっとシースの魔物についての調査を行なっている。いつ死んでもおかしくないほど危険なものなのだ。
「レクス、女の子とクレープ屋に来るのなんか初めてって顔してるわね」
「そ、そうかな?」
「すぐ顔に出るのね」
そんな感じでレクスはぎこちない慣れない今日を過ごした。
もう日が沈みそうだ。そろそろ帰らないといけない。
「なんだかいい気分。この街に、まだあたしの知らないところがあったなんてね!」
…………
レクスは心配していた。リアがシースの魔物について調べていることに。
「まだ……魔物について調べたりするの?」
「あたりまえでしょ?フィールドワークだもの」
「じゃあ、僕もいっしょに……」
「あ、別にいいから。そういうの」
「いやその……でも……魔物に襲われるかも……」
「足手まといはいりません」
「いや、でも……」
「大丈夫よ、あたし、それなりに腕が立つからね」
リアは魔物の調査を止めようとはしなかった。




