20/150
悩んでる時は甘いもの
とんでもないものを目撃してしまったリアはカフェに来て悩んでいた。
「一体、この街で何が……?」
「考え込んでるね……」
「あたしだって悩むわよ」
「大変……だったね。その……ガトーショコラでも、どうかな……?」
「レクスにしては、なかなかのセールストークね」
リアはレクスが持ってきたガトーショコラを食べた。
「このガトーショコラ……」
「……ア、アークラ……なんとかって島のチョコを使ってるんだ……」
「どうかな?」
「お菓子の魔女の島、アークラジボワールの……!おいしいはずだわ!」
「それって、すごいの?」
「お菓子の魔女は、力を認めた人にしか、チョコを売らないの。マスターってすごいのね」
「おじさんはすごいんだよ。それにひきかえ僕は……」
「どうしたの?」
「これからパーティーに行くんだ」
その時のレクスの表情はあまり良くはなかった。




