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人質
「あの人たち、私を気にしてるみたい。様子をうかがってるし。私を人質だと誤解してるかも?」
「だから、こうして……」
メアラはレクスにくっつきポリス達の方を見て…
「キャー、タスケテー!」
ポリス達は銃を使うことができずにいる。
「くっ!人質を放せ!」
「うまくいった。フフッ……」
「ぼ、僕はさらに罪を重ねてるような気が……」
「細かいこと気にしない。ここを抜け出すことを考える。明日は明日の風が吹く」
ポリスは追いかけてくるが…
「きゃー、そこを開けろってこの人が言ってますー。どかないと殺すって言ってますー!」
「クソっ……道を開けろ!」
「ほら、行こう。道は開けたよ、レクスくん」
「もっと悪人顔じゃないと、バレる。ほら、叫んで」
「そ、そこをどけー!」
レクスはとてもぎこちない顔であった。
「路地に入ったところで、変身して。そんで、私抱えてジャンプ。たぶん、ついてこれない」
「わ、わかったよ」
レクスは変身しメアラを抱えて、屋根へ上がった。
「持て!」
これではポリスはついてこれない…そして初めて見るセルタントに驚いた。
「化け物だと?」




