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危険人物
「……おい」
クロスロードがレクスが危険人物だと断定されていることに多少遺憾に感じたが、ネロはレクスが確実に捕まるような手口で進める。
「おそらく奴はデニートの持っていた黒い立方体の小物を狙っていたはずだ。遺留品のなかにないのなら、奪われているに違いない」
「まだ現場検証は途中ですが、特にそういったものは……」
「なら、逮捕などと甘い考えは捨てろ。あれは怪物だ。射殺するつもりでやれ」
「しかし……」
殺せという言葉に責任者は躊躇った。レクスは彼らにとって人だからだ。
すると、こちらは走ってくるポリスがいる。
「すみません!」
「なんだ!?」
「その、実は……」
何かを伝えに来たのだろう。
「……あなたがたの言っていたことは真実かもしれません」
「なにがあった?」
「赤い怪物が暴れてるという通報がありました。向かった警官が殺されたそうです」
「…………」
「あれは危険人物だ。被害を増やしたくなければ殺すつもりでやれ」
「我々も独自で捜査を進める。なお、これは極秘任務だ。アル島への確認もやめてほしい」
「わかりました」
「犯人逮捕の栄誉はあなた方に与える。我々は、彼が持っている立方体の小物が必要だ」
「協力しあおうじゃないか」
「こちらこそ、よろしくお願いします」




