119/150
共に
「君、ケガは?」
レクスはメアラの傷を心配した。
「……どうして逃げなかったの?逃げろって言ったのに」
「え?それは……放っておけなくて……」
「……暇人」
そう言った後メアラは走って路地へと向かおうとする。
「どこ行くの!?」
「セラが起きる前に逃げるだけ。一緒にいると、あなたも狙われる。」
(一人にしていいのかな?危険な奴に追いかけられてるのに。そもそも僕だって、ポリスに追われてるし、一緒にいれば、彼女の迷惑に……)
「…………」
「待って!
「と、と、途中まで一緒に逃げよう。その、えっと……君のケガが治るまでは……」
「……暇なの?」
「え?暇じゃないけど……」
メアラはレクスの手をにぎった。
「逃げなきゃ」
「う、うん……」




