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逃げちゃダメだ
「黙ってください、メアラ。これ以上、無駄な作業を増やさないでほしい」
「血……?ナイフ?なんで……」
レクスはこの状況に理解が追いつかない。
「見たところ、旅行者……ですか?まあ、雑魚でも数をこなせば時間は平均化できますし」
(なんなんだよ、これ?どういうことだよ?この人、危ない。殺される。逃げなきゃ……)
しかし、そんなことは出来ない。
(僕が逃げたら、あの子が殺される……逃げちゃダメだ)
「震えて動けないんですか?ああ、本当に!てめえ、救いようのないグズだな!私の時間を無駄にすんじゃねぇぇ!」
「…変身!」
レクスが変身した。
「ジャアアアアア!」
「あ~あ~……?セルタント化のコード?煉園?同業者?それともメアラを助けるつもり?アハハハ!まるでヒーローじゃないですか!ぶっ殺してやる!!」




