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サリオの病

サリオは医療施設を去ろうとしている。


リートはサリオを見送る。


「……行くのかね?」


「メディセンの活動には賛同するし、尊敬している。医師として行き場を失った俺を拾ってくれたことも感謝している。

だからこそ、俺は納得できない。君が発表した薬があれば、もっと多くの人を救えたはずだ」


「どうしてインテリゲンチアは、可能性を潰す!?どうして人の命をないがしろにするんだ!?」


「期待すべき他者は選んだほうがいい。救いようのない人間はいる」


「それでも君は救うんだろ?」


「病に上下はないからな。」


「……俺は別の病巣を消すことにするよ。」


「……そうか。無意味かもしれないが、応援はするよ。」


「ありがとう。いつか、また、どこかで……」



「だが、君はそれでいいのか?なぜ、君の行く道は、そんなにも血が流れる?君は気づいていないかもしれないが……君こそ大きな病巣だ」


「違う、俺は……」


「君の病に名前をつけるとしたら。そうだな……………………使命感」

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