望まぬ仕事
クロスロードはソフィを抱えて煉園の施設へ来ていた。普通の医療じゃソフィはどうにもならない。
「……ソフィは?」
「廃棄処分が決まったよ。」
「……本気か?」
「人工精霊に関するデータは充分にとれた。担当研究者である私が、不要だと判断した。生かしておく理由もないだろ」
「戦闘の補佐として必要だ。」
「なら、勝手に連れてけ。処分する手間がはぶける。」
「ソウル増加薬は?」
「どうして不要なゴミに高価な薬を使わねばならないんだ?」
「……金なら払う。貴様らのコネなら安価に手に入るはずだ」
「どうして、そのコネを使わなければならない? 私になんの得がある?」
「………………得があればいいんだな?」
「なんだ? 私に恩を売りたいのか?」
「……そうだ。」
「だったら仕事を手伝え」
「……内容は?」
「新たなヴァイザー・コードの回収だよ。単語くらいは知ってるだろ?」
「…………」
「元職員がコアを手にいれた。だが、その後、連絡を絶った
。厄介なことに、アヴァリスの施設のある島でな。デニートの確保とコアの回収がお前の任務だ。」
「正規の命令か?」
「……ヴァイザー・コードにかかわる任務は秘密裏に行われる。ナハト島の一件も、貴様らに事前の情報共有はなかっただろ?」
「…了解した。だが、俺は戦闘専門だ。調査は不得手だぞ」
「安心しろ、私が同行する。せいぜい主人の機嫌を損なうなよ、コンバットマン。」




