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ヴァイザー・コードの情報

「つかんで! レクス!!」


「僕のことはいいから! リアだけでも逃げて!!」


「絶対に嫌! あたしはあんたをあきらめない!!


「四の五の言わず! あたしの手をつかめ!!」



 





「あの時はリアに助けられただろ? それは感謝してるけど、それじゃあダメだって思うんだ。僕も強くなりたい。変わりたいんだ」


「はあ……しかたがないか……」




「……実は私もヴァイザー・コードについて調べてたの。

ヴァイザー・コードの製作者は名前の通りヴァイザー。古代文明の伝承に出てくる魔術士にして学者よ。


「伝承によってバイザルだったり、ヴァイゾラだったり、名称は違うけど」


「古代文明って、数万年前にあったとか言われてる文明だよね?」


「ええ、そうよ。だから、ほとんど資料が残ってない。研究論文も異端として学会に無視されるレベル」


「だからヴァイザー博士も実在してたかわからない人物なんだけど……」


「煉園の上層部は、ヴァイザー博士の存在を本気で信じてる」


「煉園だけじゃなくアヴァリスも……だから、本当は踏み込んでほしくはない。」


「ナハト島の時みたいに、リアには迷惑かけないよ。」


「………………元花園の職員にヴァイザー博士の研究をしていた人物がいるわ。私の知識は彼の論文から拝借したの。

問題の多い人だったみたいで、煉園から放逐されたけど、今も監視下に置かれてる」


「レクスが会いに行けば、花園はあなたの動きを把握するわ。」


「覚悟の上だよ」


「……わかった。住所は教える。今は超古代文明に関するオカルト本の執筆をしてるみたい。名前はデニート」


「ありがとう、リア」


「……この情報を教えたこと、後悔はしたくない。絶対、無事に戻ってきてね。」


「うん、約束する。」


「それにしても、いいなあ、レクス……」


「?」


「その島、観光名所があるの。ヴィルスの花畑って言うんだけど私も行きたかった。」


「代わりに写真、撮ってくるよ。」


「ありがとう。期待して待ってるわね。」


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