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森に現れた怪物
クロスロードたちと別れたサリオは一人、夜の森を歩いていた。
(クロスロード。薬で死ぬか、赤いセルタントに殺されるか、いずれにせよ、長生きはできないな……死なせるには惜しい人材だ。なにか方法は……)
「…………」
赤い怪物は音もなく現れ、サリオの前に立ちふさがった。
「もう少し早く来てほしかったね。君の相手は俺じゃない」
「…………」
「……わかったよ。さっさと始めようか?」
「俺に触れたな?」
赤いセルタントの腕がサリオに触れることによって切断された。しかし…
「…………」
(ものすごい再生力だな……腕を斬り飛ばしても、すぐに癒着するか……)
「…………」
(俺の切断と相性は最悪……)
「…………」
赤いセルタントは魔術のようなものを放った。
突如放たれた閃光が、サリオを飲み込む。
「…………」
(デタラメな火力だ……隠れるスキはできたが……)
だが、赤いセルタントはサリオの方へ向かってくる。
「チッ!」
「…………」
(隠れても無駄?こちらの位置を把握してる……?いや、コアの位置か?)
「くっ!」
(ここでは勝てない。場所を変えるか……)




